お酒と宗教観 | 魔法石の庭3rd

お酒と宗教観

 カナディアンクラブ、空きました!
 ごちそうさま!!

 ということで、今夜からハイニッカを空けているのですが……。
 ……美味しい-!!ハイニッカってこんなに美味しかったっけ?と少々悩んでいます。
 よく、「ハイニッカは美味い」と言われているのを見て、買ってきてすぐに味見したら「こんなもん?」と首をかしげていたのですが、いや、ハイニッカ美味いですよ。よく分かりました。
 
 なんか、ニッカ独特の、後味が透き通るような、爽やかさなんですよね。
 これは、サントリーとか他の銘柄の洋酒とかでは実現できていないと思います。ニッカ独特。
 だから、一番安いブラックニッカ(600円くらい?)でも、この後味は出せます。

 今、ニッカは三種類あるので、ハイニッカ空けてるんですけど(ブラックニッカクリア・ブラックニッカリッチ・ハイニッカ)、ハイニッカはスコッチの風味だなあと。
 がつんとパワータイプではなく、繊細さのスコッチ。それに、日本人向けの、ピート臭を抑えた臭くない味わい。そんな感じですかね。
 ニッカの創業者である竹鶴氏がこれを好んで晩酌していたというのも分かる気がします。自分で、この味が出せた時の達成感みたいなのを思い出し、また、本場イギリスで学んでいた当時のことを思い出していたのでしょうね。

 しかし、同時に竹鶴氏は、日本酒を良く飲んでいた、という話もあります。
 なんでも、実家が造り酒屋だった竹鶴氏は、イギリスから帰ってきて、ウイスキーを作り始めた時も、実家の造り酒屋の作法をウイスキー作りに取り入れていたといいます。
 ポットスチルにしめ縄張ったり。神棚を作ったり。
 日本酒の酒屋では、昔から酒は神様へのお供え物としていた背景があるので、「美味い酒ができますように」と、神様の力を借りるという作法があったのです。

 神道と酒は密接な関係があり、神道では酒を禁止するお触れはありません。
 仏教では「般若湯」と言って誤魔化して飲んでいたり、キリスト教やイスラム教では酒は厳禁だったりしますよね。
 しかし、神道は、「酒は酒」とストレートに表現しておきながら、「酒は神が作るのに手を貸すもの」という考えがあるのです。だから、日本酒の酒屋の息子だった竹鶴氏はウイスキーを作る時も、神を祀っているのですね。

 ちなみに、他にイチローズモルトなんかも職人さんは神棚に拝むことから一日が始まると言います。
 イチローズモルトも、確か日本酒の造り酒屋の息子さんだった気がします。特集番組で、神棚が写っていましたので。
 なんでそんなにイチローズモルトに詳しいんだ、と言われると、以前BSの番組でイチローズモルトの特集をやっていたのを観たからです。
 飲んだことはないのですけどね。秩父付近に行かないとやっぱご当地ウイスキーは売ってないんでしょうかねえ。mixiの情報によると、大きな都市には飲めるバーがあるらしいのですが。

 そういえば、ギリシャ神話のバッカスも酒の神ですよね。
 アメジストの伝記では、酒に酔ったバッカスが「次にここを通った者をペットのピューマに襲わせよう」とろくでもないイタズラを考えていて、そこを通ったのがアルテミスの従者のアメジスト。
 そして、あわやピューマの牙の犠牲になろうとしていた瞬間、主人のアルテミスがそれに感づいて、アメジストを白い水晶に変えてしまいました。

 すっかり酔いが覚めたバッカスは、自分のしたことを重く反省し、お詫びにとその水晶にワインを注ぎました。
 すると、白かったアメジストが、現在のアメジストのように美しい紫色に染まった、とのことです。

 ギリシャ神話とか、日本神話の神様って、どこか人間的なんですよね。ヒンズーもそんな感じでしょうか?
 一神教のキリスト教やイスラム教からすると、「神は完全なる善」なので、そこにびっくりするらしいです。

 こんな話もあります。
 とある霊感の強い外国人の青年が、幼い頃に教会に行くと、すごく高いところからとてつもない威圧感をいつも感じていて、教会に行くたびに苦しかったと。
 カウンセラーに相談したり、エクソシストに依頼したりもしましたが、効き目がないので、成長すると青年は「私は無神論者だ」と言って、教会に行くのをやめてしまいます。

 そして、時は過ぎ、青年は日本の文化に触れて、日本に留学しました。
 とある暑い日、青年が休めるところを探していると、公園のような場所に出ました。そこには木陰にベンチがあったので、青年はそこに腰を下ろします。
 すると、何か大きな、獣のようなものが、すぐ隣にいる。しかし、その獣は何をするでもなく、ただのんびりと青年に寄り添って座っているだけだと。
 青年は、そこで、大通りの方の入り口には大きな鳥居が建っていて、そこが稲荷神社だということを知ります。
 しかし、そこにいる存在は、決して押しつけがましくなく、ただ古い友人のように青年に寄り添うだけだったとか。

 青年は、それからその後も色んな神社に訪れましたが、「威圧感のようなものを感じたことは一切なかった」とのこと。日本人からは「そうかなー?」と思うこともありますが、まあ、そういう話もあるってことですね。
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