ウイスキーの作り方 | 魔法石の庭3rd

ウイスキーの作り方

 突然ですが、皆さんはウイスキーの作り方をご存じでしょうか?
 いや、若輩者の私としては、釈迦に説法ですか。失敬失敬。でも、一応おさらいしておきましょう。

 まず、ウイスキーは大麦(スコッチ・アイラ・ジャパニーズなど)でできたものと、トウモロコシ(バーボン)を混ぜた物の2種類があります。
 普通のウイスキー……大麦で作るウイスキーは、麦を刈り取ってから、一旦発芽させます。

 そうして、発芽した麦を蒸留所の床に敷き、そこでピート(泥炭)と呼ばれる炭で乾燥させる……つまり、麦の燻製を作るわけです。
 それで寝かされた麦は、独特のピート臭という煙臭いスコッチに代表される独特の香りがつきます。

 その後、麦の燻製は蒸留釜に移され、加水(だから、美味い水があるところに美味いウイスキーあり、ということ。お酒はほとんどがこの水の質でうまみが変わるとされている)され、蒸留・発酵されます。麦は作業の合間に取り出され、ここでは無色透明なウイスキーの原液が得られます。もちろん、そのまま飲んでもアルコールとピートと麦の微かな香りしかしません。その段階では、アルコール度数が高いため、普通にストレートで飲むことは難しいでしょう。

 それから、一番大事な、樽に詰めて寝かせる作業が始まります。
 この、樽を作る専門の職人さんもおり、シェリー樽が最も薫り高い樽だとされています。
 もし、皆さんがウイスキーを買う際に、裏側の成分表を見て、「カラメル色素」と書いてある物は、ウイスキーを作った後に色素で色を付けたものです。カラメルですので、健康には問題ないのですが、これが表記されているウイスキーは質があまり良くないとされています。

 そうして、ウイスキーは樽でじっくりと熟成されます。それも、1年やそこらではなく、5年、10年、20年と月日が経つにつれてウイスキーは呼吸をしながら熟成されていき、この寝かせる期間でウイスキーの質が変わります。
 ウイスキーは、5年ではまだ若く、スーパーなどで1000円前後で売っているウイスキーに。もっと寝かせたもの(15年ものとか17年ものとか)は3000円近くするものもあります。
 20年以上となると、とてつもない値段が付けられますが、最近のジャパニーズはその質の高さで、国際コンクールで9年連続でニッカとサントリーが金賞を取っているという、まさに今、日本はウイスキー大国になりつつあるのです。

 しかし、ニッカは「マッサン」が始まるまで、いまいちマイナーな企業だったのが、急に愛好家たちが飛びついたので、古いウイスキーの貯蓄が底をつき、やむなく値段を引き上げることになりました。売れすぎてもいけないんですね。

 ニッカやイチローズモルトなどは、とにかく美味しい水の入手できる土地に蒸留所を作っています。
 それは、ウイスキーの味には良い水が欠かせないからなのです。ニッカは余市という北海道でも有数のわき水の産地とされており、イチローズモルトは秩父という、これまた美味しい水の涌き出る山の中にあります。

 ジャパニーズは、とにかく味が深く、それでいて日本人好みにアレンジしてあるので、ピート臭が比較的抑えられています。また、ウイスキーの味が甘いのが特徴でもあります。日本人って、何でも「美味しい物は甘い」という価値観があるのです。だから、果物や野菜も品種改良で甘くしてあり、それらの価値に気づいたアジア圏の人たちが観光バスでスーパーに乗り付け、大量に野菜や果物を買っていく……なんてこともあるそうです。

 サントリーは、長年ワインなどに力を入れていましたが、昨今のウイスキーブームに乗って、ウイスキーをじゃんじゃん売り出しています。まあ、「商人のサントリー」ですから。

 また、ニッカやイチローは、実家が造り酒屋だったこともあり、ポットスチル(蒸留に使う釜)にしめ縄を張ったり、室内に神棚を作って拝んだりしています。これらの作法は、造り酒屋の作法とのことです。
 最近のジャパニーズは美味しいですよ。……あんまり安すぎるやつじゃなければ。
 私も、もっと色んなウイスキーを飲んでみたいです。高いやつとか!!なんか、酒人生ひっくり返るほどの美味い酒に会ってみたいですねえ。
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