アル中にならない方法を模索中 | 魔法石の庭3rd

アル中にならない方法を模索中

 シマトネリコが枯れてくる時期になりました。
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 寒くなると、こんな風に枯れてきます。他にも、水が足りない・過剰とか、単に置き場所が気に入らないというストレスだけでもばさばさ葉が落ちるらしいですよ。
 最初はびっくりするらしいですが、そのまま育てていくと順調なら春になればまた芽吹いてくるので問題ないそうです。
 
 さあて、ちょっと真面目な話でもしましょうか。
 
 酒飲みについて回る、「アルコール依存症」について。
 今では、アルコール依存症……アル中は精神科の病気となっていますが、昔は結構な人たちがアル中であることが普通でした。
 手の震えが収まらない絵描きが、アルコールを飲んだ途端、ものすごい傑作を生み出すとかね。そうでなくとも、昭和の時代では、サラリーマンが昼間から酒飲んで、フラフラしながら帰って行くことも、様々な媒体(ドラマ・映画・小説など)で描かれています。
 
 しかし、戦後日本では、もっと無残な姿を見せる嗜好品がありました。
 それが、ヒロポン(覚醒剤)です。戦後の高度経済成長の時代では、これが堂々とドラッグストアに置いてあり、そのため、徹夜でも何時間も作業できたり、博打を打ったりしていたようです。

 しかし、ヒロポンはその後、重大な副作用とその依存性の高さから、日本における黒歴史として姿を消しました。
 そして、残ったのが、酒とタバコです。
 これらは、依存性も他の薬物などと比べて低く、また、嗜好品としての一定の需要があったので、生き残ったわけです。

 私が好きで買っている、西原理恵子さんという漫画家の夫である戦場カメラマンでライターの鴨志田穣さんが、アルコール中毒でした。
 また、私が「ロックな人」として以前挙げた、中島らもさんも、典型的なアル中でした。
 どちらも、今は亡くなっています。これも、アルコール中毒者の運命なのかもしれません。

 鴨志田さんは、著書に「酔いがさめたら、うちに帰ろう」という、アルコール中毒患者の記録をつけていました。
 西原さんとの仲は、本当はとても良好だったはずなのに、一旦酒を飲むと人が変わったかのように酷く暴れ、また、西原さんの描いた漫画の原稿を破り捨てるなどもしました。
 鴨志田さんは、普段から西原さんの方がお金を稼いでいることを気にしていて、それがまた、アルコールに走らせる……という悪循環をしていたようです。
 西原さんは、著作の中で「あんた、私を養う(専業主婦にする)のが夢だもんねえ」と描いています。

 そのアルコール中毒で、結局二人は離婚。しかし、その約束の中で、素面の鴨志田さんが「僕が酒を止めたら、また結婚してくれますか?」と言って、西原さんは「いいよ。お酒を止めて、帰っておいで」と言ったそうです。
 その後、鴨志田さんはお酒の飲み過ぎか、腎臓癌が発覚。皮肉にも、それがきっかけで酒を止め、西原さんに「僕、中毒治ったよ」と告げ、二人は再婚ではなく、事実婚(またいつ酒を飲み始めるかわからないので)。そのまま、息を引き取るまで一緒に暮らしたそうです。

 私自身、一旦はまると中毒になりやすい人間だと自覚しているので、お酒は適度に飲んでいると思います。
 精神科の結構強い薬を飲んでいるので、定期的に血液検査をしていて、肝臓の数値も低いです。でも、今、お酒趣味に没頭しているので、今度の検査がちょっと怖かったり……。

 一応、私の中でお酒を飲むにあたって節度を持つようにしていて、
1.薬を飲む30分~1時間前前後は飲まない
2.人と会うときや仕事の時は飲まない
3.酔って前後不覚になるまで飲まない
 と決めています。後はまあ、自由に飲んでいるのですが、他にもストレートでは飲まない……というか飲めない(度数の高い酒をストレートで飲んでいると、粘膜癌になる可能性が高くなる。また、粘膜が炎症を起こしたりただれたりすることも)ので、必ず何かで割りものをして飲みます。
 
 さて、日本では、アル中と言うと、何か楽をしようとしている言い訳だとか、自分を律することができない怠け者、というイメージがありました。
 というのも、これは精神患者にも似ていて、私も何度も「怠けている」とか「病院ばかり行って。治すという気がないのならいくら病院に行っても意味がない」と言われています。主に、祖母からですが。
 まあ、祖母は古い時代の人間なのでまだわかるのですが、問題は、この「根性論者」がこの国には非常に多いのです。一昔前は、それが精神病であり、今はアルコールやタバコなどを止められない人に向けられています。

 はっきり言って、根性論でなんとかなるのは軽度の時だけです。
 精神病も、アル中も、ヘビースモーカーも、なりたくてなったわけではないことをお伝えしたい。ですから、今、アルコール中毒で悩んでいる人は、病識があるうちに精神科にかかることをお勧めします。アルコール中毒というのは、精神病と深い関わりがあり、アルコールに依存する根底には、鬱や社会不安障害などの精神病を併発していることも多いらしいです。
 なので、そこを治さないと、アル中は治らないのです。

 お酒は適度に、楽しむ嗜好品。
 何事も適度なら、むしろ体に良いものです。飲み過ぎないように、我々も注意して楽しいお酒ライフを!
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