いじめ経験者(されたこともしたことも)の私が語るいじめ問題 | 魔法石の庭3rd

いじめ経験者(されたこともしたことも)の私が語るいじめ問題

 ちょっと、いじめについて書いているブロガーさんがいたので、私が感じたいじめのシステムを書いていこうと思います。

 まず、最初は、ちょっとしたことなんです。
 誰か、グループの首謀人物や、それに準じる人物が、ふと言います。

「あの子、気に入らなくない?」

 それで、その場の皆が同意すれば、そこでいじめが決定します。
 なぜ、そんなに詳しく書けるのかというと、そもそも私もいじめに加わったことがあるし、いじめもされたこともある側だからです。

 そう、いじめって、多数決なんですね。
 そもそも、その首謀者に誰も耳を貸さなくて、「そうだねー、でも、そういうこともあるんじゃない?」とかわされたなら、それはいじめには発展しません。
 いじめは民主主義のダークサイドなんです。

 私がしたことのあるいじめは、グループでその子を急に無視し始める。その子が必死に話しかけてこようとすると、すっと皆でいなくなる。それでしたから、どっちかというと「ハブっている」いじめに当たると思います。
 結局、最初のいじめは、先輩にバレて先輩からお灸を据えられることで自動的になくなりました。
 2回目のいじめは、校外授業でマラソンをした時に、そのいじめていた子が笑って「早かったね!」と言ってきてくれたことで、今までのわだかまりが解けて、そこからまた仲良くするようになりました。

 ……まあ、私自身も、どっちかというとその2件以外はいじめられっ子としていましたし、私が高校を辞めるきっかけになった「全学年で私をあざ笑う」事件で、ついに糸が切れて、「ああ、もう学校行かなくてもいいや。もう、学校制度に縛られて、こんなみじめな思いをするのは嫌!」と思って登校拒否から中退になりました。

 ……ちなみに、陽性症状じゃないです。実際、電車などで「立ち方が変」とか「なんで内股なんだろうね?」とか、運動着姿で廊下を歩いていると、「あの子、右川かみなっていうんだ(プッ」と笑われたりしていました。
 そう、高校の時のいじめは、いじめている人も、私の名前を知らなかったのです。
 名前を知らなくとも、いじめって起きるんですよ。私は、クラスの「どっちかというと地味」グループに入っていて、その中でもムードメーカーというか、芸能人で言うと栗原類とか又吉みたいな感じで、ぼそっとギャグを言ったり、担任や先生の替え歌を作ったりで、「大人しいけど面白い右川」という位置にいました。

 でも、それが、いじめっ子には気に入らなかったんでしょうね。
「なんであいつ、暗いのに目立ってるの?」という感じだったと思います。それから、連鎖的にいじめは広がり、別学科の子たちまで私に敵意を向けるようになりました。
 で、「名前も知らないのにいじめはしている」という状況になったのです。

 でも、今からよく考えれば、クラスの仲良しグループの子たちはそれでも友達でいてくれましたし、一部のヤンキーの子も「右川さんは面白いよね」と好意的に接してくれました。
 別学科の子たちも、私のいじめられっ子の立ち位置もわかっていながら友達を続けてくれる子はいましたし、それだけでも恵まれてはいたんだな、と思います。

 多分、その時に素直に病院に行っていれば、通院しながら学校も出ることができたと思います。
 実際、当時の私の休みは、「2ヶ月休んでも余る」くらいだったらしいので、担任もギリギリまで休ませてくれて、最後に家に来て、「本当に続けられない?」と聞いて来ました。私は「はい」と答えましたが。

 でも、親には、ずっと本当のことは言えなかったのです。
 何故かと言うと、祖母がいじめに対しては旧時代的な考え方の持ち主で、「いじめられる方が悪い」「いじめられても、根性があれば続けられる」という考えだったのです。それを、ずっと幼い頃から刷り込まれてきた私は、「いじめられることは恥なんだ」と思い込み、誰にも相談できませんでした。

 今考えると、祖母も姑や小姑からいじめられていたわけで、それを乗り越えたのに、なんでそんなことが言えたんだろう?とは思いますけどね。

 今も、社会に出ると、いじめは「ハラスメント」という言葉でくくられます。
 直訳すると、「嫌がらせ」ですね。普通のいじめは「モラルハラスメント」となります。他に、性的な欲求を求められる「セクシャルハラスメント」、権力で黙らせる「パワーハラスメント」などがあります。
 昔からいじめられっ子気質だった私には、他人を色眼鏡で見ることは必要なことだと、そういった自己武装をするようになりました。

 いきなり仲良くなろうとする人は、怪しいですし(これは、実際そうでした)、いわゆるリア充グループの人も苦手です。
 他人を、「おや?」と思ったら深入りしないようにする見分け方も、あって当然。自分を守るためです。

 今、いじめに遭っている子には、「なるべく早く精神科・心療内科に。行けない子は、まず担任はアテにならないので、養護教諭などの親身になってくれそうな大人に相談を。校内にカウンセラーがいることもあるので、早めに相談すること」が必要だと思います。
 それでいじめがなくならなくても、「保健室登校」させてもらえることもあります。そうすれば、いじめていた子からは自然と離れられますから。

 とにかく、誰か頼れる大人に相談することです。私のように、信頼していた親から、それでも「学校には行け!行かなかったら勘当だ!」と言われると、それが後々大きなショックとして傷跡が残ることもあります。
 そうしたら、保険証と、5000~1万円ほどのお金を持って、思い切って精神科にかかりましょう。とにかく、傷跡を放置することのないように。放置していると、私のように大学まで登校拒否・中退なんてこともあります。

 いじめは確かに、「いじめられている側が悪い」ということもありましたが、それでも私の見た限りでは1割程度です。他の9割の子は、何の問題もありません。
 どうか、早く専門機関に相談を。今、あなたに必要なのは、「いじめに立ち向かう勇気」ではなく、「誰かに現状を相談する勇気」です。いじめに立ち向かうのは、強い人だけで結構。普通の子は、それは難しいです。なので、「誰かに相談する勇気」を。
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コメント

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Re: いじめ経験のインタビューのご依頼
はじめまして。ご要望についてですが、まずどのようにインタビューを受けることになるかがポイントになります。
私としては、ご協力をさしあげたいのはやまやまですが、どこかで実際に対面してインタビューを受けたり、電話媒体などで受けたりすることは難しいです(これも、今の病状の一つと考えてください)。

ほとんどがメールでしか協力できませんので、そこのところはご理解くださるようお願いします。
その場合、論文に載せて頂いても構いません。
モラハラ(いじめ)や様々なハラスメント行為(嫌がらせ)の防止になるのなら、できる限りは協力させて頂きます。

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