おっさんキラー、かみな | 魔法石の庭3rd

おっさんキラー、かみな

 ハオルチアですが、やっぱり、私の思っていたものとは違うものが届きました……。
 私は、普通のオブツーサという種類が欲しかったのですが、ショップの人が気を利かせたのだかわかりませんが、珍しい種類のが届きました。
 でもこれ、ハオルチアっぽくない……ということで、オブツーサ表記されている商品をまたポチりました。
 これで多肉4鉢目……。増えすぎだろ!!

 さて。
 スピリット界の話もしておかねば。

 茨は、エレ君について教育を行っているようです。
 最初は、何もかもが怖々だったエレ君ですが、今ではだいぶ普通の生活をできるようになっています。
 まだ、買い物はできないようですけどね……。こっちの世界には税金がないので、計算はただ足すだけなのですが、それもできないようです。
 まあ、今まで札束があってもゴミ箱をあさって、野外に寝泊まりしていた生活のようですしね。

 あと、私がメローネを連れて歩いていたら、すれ違ったエレ君がびくっと肩をふるわせました。
 で、「どうしたの?」というと、「……男の人は苦手です……」と。どうやら、エレ君をいじめたのは男性が大半だったようです。エレ君も少年なのですが。
 メローネは、少し考えてから、エレ君に視線を合わせるようにしゃがんで、「大丈夫だ。俺は何もしない」と言いました。
 
 不思議と、それでエレ君は気持ちが和らいだようです。
 エレ君と別れて、「メローネ、子供の扱い慣れてるの?」と聞くと、「いや?野生動物にするように振る舞っただけだ」と。
 メローネの話では、野生動物はとにかく視線を合わせるのが大事だそうで。逆に、怯えさせるためには、視線を高くすることが効果的だそうです。

「ふーん。そういえば、子供相手には手を広げて何も持ってないアピールするのもダメみたいだね。体を大きく見せるから、怖がらせるばかりなんだって」と私は言います。
「……メローネの子供かあ。私とメローネの子供だったらちょっと見てみたいかも」というと、メローネは「俺の魂を受け継いだ男を派遣してやろうか?」と言ってきます。
「うん……うん?ちょっと待って。それは困るんだけど。薬飲んでるから妊娠できないし、そもそも魂を受け継いでるからってメローネとは別人なんでしょ?それは嫌だよ」と私は訴えます。
「良い案だと思うんだが」とメローネが不服そうなので、「まあ、お気持ちだけ受け取っておくよ」と言います。

「ってか、私、モテへんしねー。まあ、好きな人にだけモテれば良いんだけど、なかなかそういうわけにもいかなくて。50代の結婚焦りーのなおじさんにしかモテないしね。しかも経済力ない。最悪ですよ。もう、そりゃ最悪ですよ」と言うと、「おっさんにモテるのか。一番要らないモテ期だな」とメローネも賛同します。

「ね?私は別に、おっさんキラーじゃないのに。でも、昔から年上の人には可愛がられるんだよねえ……。だから30代になった今も、50代のおっさんとかにモテるの。しかも50くらいの未婚の人ってガツガツしてて怖いの。多分、『これ逃したら次はないかも知れない』ってことでアピールしてくるんだと思うんだけど。……まあ、だからって20も離れてる女に手を出すなよって話なんだけど。確かに、私も、気が合えば年齢は関係ないと思うよ?でも、ろくに話もしないで、しかもこっちの話も聞かないで、こっちをじーっと見つめてたり、『メールアドレス教えて、住所教えて』って人はねえ」
 私は、盛大に愚痴をこぼしますが、メローネは「そうだな」と頷いてくれます。聞き上手の男はモテる。

「はあ……今は、なんとか落ち着いてるけど。でも、私、年上なら経済力がある程度あってほしいんだよね。おじさん方にすると、生活保護の人とかいるし、そういう人とお付き合いしたって先が見えてるでしょ?やっぱ男は甲斐性がないと」と言うと、「……俺は一応甲斐性を出してるつもりだが」とメローネがぼそりと言います。
「ああ、メローネはいいの。だって、美形だしにゃはー。今の仕事が辛かったらいつでも養うからね」とウィンクすると、メローネは「……ふう」とため息をつきます。

「で、そのおっさんはどうするんだ?」と聞かれ、私は「最低限の接触しかしてないよ。……といっても、うちの職場は障害者の人のための職場だから、それで都合の良い妄想ストーリー作られてるかも知れないけど、そこまで気にしてられないしね。帰り道で待ち伏せとかは、女の子にしかされたことないし」と言うと、「待て。女にはされてたのか?」と両肩を掴まれます。
 私はくすりと笑って、「そういう意味でじゃないよ。多分、向こうは友情の延長線だと思うんだけど。知的障害のある子と一時期仲良かったことがあって、色々話してたらそうなっただけ。今は、その子とも距離を置いてるから大丈夫。でも、ホントにピチピチのイルカのような人と付き合いたい。速水もこみち似で年収2000万の人と付き合いたい。あと、夫は2人欲しい。稼いでくる人と家事する人」というので、メローネは「スピリット界では叶ってるじゃないか」と言います。……まあ、確かにね。

「んん、まあ、メローネが頑張ってくれてるし、うちの館も安泰だよ。また、時間ができたらアルテミスにも顔出したいな」というと、「……エレは連れて行くなよ。子供が酒場に来ていると思われる」と言われます。
「サーシャが大丈夫だったなら、エレ君も大丈夫だと思うけど……でもまあ、気をつける」と、私はふにゃっと笑ったのでした。
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