「無駄」と「人生の余裕」 | 魔法石の庭3rd

「無駄」と「人生の余裕」

 ここ一週間くらい、「笑えるスピリチュアル」さんの「努力論」を読んでいて、「なるほどなあ……」と思ってしまいましたよ。
 で、著者のさとうみつろうさんは、「今、英会話を惰性で頑張っている人!あと3年でグーグルさんが『英語を完璧に翻訳して話してくれるツール』を発明したらどうする?悔しがる?悔しいのだったら、英会話なんてやめなさい。『英会話を勉強するのが楽しくて、これが生きがい!』という人なら、続けなさい」と言っています。

 私がこの記事を読んで思ったのは、「要するに、飛行機で世界一周した人と、ヨットと自転車で世界一周した人の差だよなあ」と。
 行き着く先は一緒でも、その道のりは全然違います。たとえば、面接なんかで「学生時代、何かしましたか?」「世界一周しました。飛行機に乗ってる時間が多くて、お尻が痛くて」と言えば「ははあ……(こいつ、金持ちだな)」で終わるかもしれませんが、「学生時代~」「世界一周しました」「(こいつもか)」「ヨットと自転車だったので、結構大変でしたねえ」と言えば「ファッ!?何その経験!ほほお!途中食べ物が尽きたから、タバコのアルミ紙で釣り竿を作って釣りしてしのいだ!?ほほう!」と食いついてくるでしょう。

 そりゃ、頭良い人は、「無駄」を嫌うかもしれません。だから、自転車とヨットで世界一周に出かけるなんてこともしません。
 でも、その「無駄」こそが良いんですよ。ハチ公のオリジナル版で、亡くなった先生の奥さんが「ハチは無駄がしたいのよ」という台詞があります。
 今、あなたがしている努力は無駄かもしれない。でも、そうしたら、「無駄ならやーめた」といって止める努力なら今すぐ止めてしまいなさい。「でも、これしてる瞬間は楽しくてしょうがないんだよ」という人なら、努力を続けなさい、と、みつろうさんはそう言いたいのだと、私は解釈しました。

 無駄を楽しめる人は、豊かな人生を生きている人だ。
 私は、少なくともそう思います。友人との、実のないお喋り、バラエティ番組観ながらだらだら過ごす日常。高級ホテルでのディナーだって、「無駄」の一部でしょう。
 でも、その無駄が良いんですよ。それを楽しめるのなら、怠惰に生きて結構。だって、あと3年くらいで、グーグルさんが無料でなにかすごいことをできるツールを発明してくれるんですから。今、「本当の無駄に」頑張っている人は、その努力を止めてしまいなさい。楽しくないのなら、何かをすることは止めなさい。

 ……まあ、これが仕事とかだったら別ですけどね。
 仕事はやらなきゃいけませんけど、趣味の時間を割いてまで苦痛だけど英会話を学ぶというのなら、それは止めて良いと思うんですよね。
 それなら、だらだら過ごす贅沢があって良いのでは?
 
 世界一周だって、飛行機で回る世界一周だったら「こいつ、金持ちだな」で終わりますが、自転車とヨットでの世界一周だったら、「へえ!」と、皆話を聞きたがるでしょう。
 行き着く先は一緒でも、その行程が違うだけで、こんなにも差が出るのです。
 
 たとえば、とあるジャニーズアイドルがいたとします。「14歳でお姉ちゃんが応募して。15歳でデビューしました」とかなら、「へえ」だけで終わるでしょう。でも、これが「20歳で自分で応募して、25歳でバイト漬けの末にデビューしました」とかだったら、「ええ!?そんなに努力したの!」と好感を持てると思うんですよ。
 実際、TOKIOの城島リーダーがそうだったと思います。それまでずっと引きこもりやってて、そんな自分を変えたくて応募したら受かったものの、仕事がなくて、ずっと寮の子たちのご飯作ってたとか。デビューが決まっても、するのは皆のお守り。松岡が、偏食気味な子だったので、「ご飯、おかず、肉。ちゃんとバランスよく食べないとアカンよ」と毎回諭していたとか、長瀬が爪を噛む癖があったのでそのたびに「パチン」と手を叩いて止めさせたとか。
 ホント、「やってることはおかんですよ」とその記事には書いてあったのですが、その通りです。

 TOKIOって、アイドルなのにすごく泥臭さがあるっていうか、他のアイドルとはちょっと違うじゃないですか。
 紅白で楽器持ってるのに「違和感を覚える。鍬持ってた時間の方が長いから、鍬持ってる方が落ち着く」とか言っていました。
 で、今、民放で、バラエティ枠ではイッテQの次にダッシュが視聴率取ってる状態です。
 それこそ、子供からお年寄りにまで観られている番組なんじゃないかなと思います。

 今やってる、「世界で一番美味いラーメンを作る」って企画でも、視聴者は「どうせTOKIOのことだから生麦から選ぶってオチじゃねーの?」と構えていたら、いきなり畑耕し始めて、「こいつら、麦を植えることから始めてやがる……!」と驚愕させました。

 これも、「無駄」でしょう。でも、それがTOKIOの魅力なんですよね。
 私は思います。「無駄は美しい。無駄は魅力的」だと。

 今、ちょうど小林よしのりの「ゴーマニズム宣言(SPA!版。SAPIOは、ちょっと話が真面目すぎる気が。ゴー宣って、「真面目なことを茶化しながら」ってのが魅力だと思ってたので、今は読んでません)」を読み返していて、一巻で「子供を塾に行かせて、小綺麗に着飾って、まるで犬じゃないか。親にとっては無駄なことをさせる魅力もあるのだ。だらだらテレビみて人工甘味料たっぷりの駄菓子食べさせる贅沢もあっていいのだ」とありましたが、それは大人でも同じでは?と思ってしまいます。

 子供も大人も、「自分の人生を自分で決める」自由があるのです。
 そして、「無駄なことを楽しむ」余裕もあっていいのです。
 古代中国に、書物ばかり読んでいて働かない、家の財産を少しずつ切り崩しながら生活している夫がいて、妻はそれに怒って出て行きます。しかし、夫はやがてその知識の豊富さに官僚に引き抜かれ、その奥さんは慌てて「もう一度やり直してください」と頼みます。
 
 夫は、黙って地面に盆に水をたっぷりと入れてきて、それを妻の前でひっくり返し、「盆に入っていた水を全て戻せたらやり直そう」と言います。
 結局妻は、水を含んだ土をほんの少し戻せただけでした。
 これが、「覆水盆に返らず」の元ネタです。「一度返した盆に水は戻らない。時間や関係もまた同じ」ということなんですね。

 無駄をするということ。それは、至高の贅沢なんじゃないかね?と私は考えました。
 それと、この世には無駄なんてことはない、というのも経験上知っているので、一見無駄に見えることでも、何らかの作用が働いている、ということも考えられると思っています。
 無駄こそが「人間らしさ」であり、「余裕の現れ」であると。私はそう思いますよ。
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コメント

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Re: タイトルなし
無駄というか、気分転換ですよね。
仕事、仕事で、定年になっちゃったら、途端に鬱になっちゃう、「定年鬱」なるものもあるらしいですし。

杏樹さんとルーアンさん、体に負担がかかってしまったのですね。
まあ、フォーカス13から一気に90まで上がったら、そうなるだろうなとは思いますが。
ホント、神様、事前に知らせてくださいよって感じですね。
あっちの次元の人たちは、ほう・れん・そうができないんですかねえ。

でも、今のいたずらっ子みたいなリンさんを見ていると、初めての頃のとがった感じがなくなりましたね。
いや、リンさん自身が変わろうとしたのかもしれませんが。蛇のおっちゃんにどつかれたからでしょうかw
しかし、シロガネさんもよくあの状況で引き取る選択をしたと思いますよ。
ガイド2人をいじめたわけですから・・・でも、今の状況を見ると、それが正解だった感じがしますね。
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Re: タイトルなし
リンさんも、良いおうちに引き取られましたね。
私も最初は「なんて危ない人なの!」と思っていましたが、シロガネさんが引き取るという方向に話が行くと、「大丈夫なのかな?」とちょっと心配でした。
でも、結局はそれでリンさんも納得のいく生活ができていますしね。よかったのではないでしょうか。

植物って難しいです。
今のお野菜なんかは、ほぼ人工的に品種改良されていて、そのまま食べても甘かったりするのですが(確か、外国ではまだ品種改良の技術が伝わってないので、同じ野菜でも美味しくないとか)、植物を食べる前に「美味しそうだね」と言うと、これまた味が変わるといいますしね。
天然石も、植物に良いのですね。
私、書いたことを忘れてますが、多分どっかで書いたのかな、と思います。
まあ、石(金属)と植物ですから、相性は良いんでしょう。
色々と不思議なのが植物という生き物ですよね。彼らの意識にアクセスしてみたい気もしますが・・・雑念だらけのこの頭では無理でしょうかw
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Re: タイトルなし
大丈夫ですよ。
確かに、神社や公園などに勝手にものを埋めるのは、不法投棄扱いになります。
なので、植木鉢や、自分の家の庭などに埋めるのはセーフです。
ちなみに、私は好奇心で家の庭にローズクォーツのサザレを埋めたことがあります。その木も、もうなくなってしまいましたけどね・・・。

しかし、シロガネさん、おっぱいおっぱいなんですね!
私は雄っぱいも女性のおっぱいも好きなので、羨ましいです。私はCカップなので、そんなに大きくも小さくもないですしね・・・。女なら一度は巨乳になってみたいです。
セフレ、というか、恋人同士の普通のスキンシップの範囲内だと思いますよ。
実際、ガイドさんたちもセフレなんて言ったら、「何言ってるんだ!こんなに愛情があるのに!」と怒ると思いますし。

エレ君は、複雑な家庭なので、これから段々「暖かい家庭」というものに慣れてくれたら、と思います。
嵐が丘に来た時点で、家族決定ですしね。後は、本人の頑張り次第ですねえ。
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