好きだけど、あの人も好きなの | 魔法石の庭3rd

好きだけど、あの人も好きなの

 ふう。
 昨晩はつい熱くなってしまって、政治にまで口を出してしまいました。
 私はいわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる存在なので、天皇とか今の日本の防備制とかに松岡修造してしまうのです。もっと、熱くなれよ-!右翼ですみませんね。ええ、ええ。

 でも、戦争は賛成じゃないです。誤解されないように言うと。ただ、日本の人間一人一人が、「この日本を守るんだ」という意識で働くのは結構だと思います。
 まあ、右翼も左翼も同じようなものですが。リベラル(中庸派)から見たらどっちも同じだよ、と。

 そんなこんなで、昨日の夜。
 玄関脇に設置した巨大水晶は、お客様に自由に使っていただこうと思います。
 疲れていたら、そこで水晶の中に入って、あぐら(できれば結跏趺坐)をかいて瞑想してみてください。エネルギーが充填されると思います。

 嵐が丘の場合、「癒やし」の力が弱いので、水晶が出てきてくれて助かります。いわば、ドラゴンボールに出てきた、サイヤ人用の治療器具みたいな……?

 さて……と、館を歩きながら、ナイトメアの厩舎に顔を出すかなーと思っていると、真理矢にくん、とドレスの裾を引っ張られます。
「姉様。ちょっと」
 と、潤んだ瞳で見つめられ、あー、そういえば最近真理矢ともしてなかったな、と思っていつもの客室に行きました。
 ……しかし、客室って、そんなことするところを客室にしてしまって良いんだろうか?とは思うのですが。まあ、メローネと同じベッドでするのは、真理矢も面白くないのでしょうけど。

 客室に入ってからすぐに、真理矢にキスされます。
 メローネと違って、女の子の唇は柔らかく、こっちの唇の形に合わせるようにして姿を変えているような気すらします。

「……ベッドに行きましょう」と促され、私はベッドに腰掛けます。
「……可哀想な姉様。メローネ様とはすれ違いで。僕がお慰めします」と、姫君を守る騎士のようなことを言いますが、これってただの私の欲求不満を解消するだけだからね!?
「すれ違いってわけじゃないけど……してないだけで、ちゃんと二人きりの時間はあるし……んむ」「ん……ちゅ。もう言葉は必要ありません」

 真理矢は、常に積極的です。いつもは影のように私の後ろに控えている真理矢ですが、一旦スイッチが入ると、肉食女子になります。
 私たちは、もどかしげに服を脱ぐと、裸で絡み合います。

「ああ、姉様。僕に男根があったら、すぐにでも入れてしまいたいのに……」と不吉なことを言うので、「真理矢が男性でも、3月までは禁挿入だからね?」と言っておきます。
 
 そうして私たちは愛し合いました。
「真理矢」と言って思わず背中をひっかくと、「っ……背中の傷は男の勲章ですからね」「あなた女じゃん」というやりとりがあったらしく。
 でも、私たちの関係は、ビアン。決して公にはできない関係です。

 しかし、私がこうしてビアン……百合って言った方がいいのかな?描写をするのは、後から来る人のために轍を残しておきたいのです。
 道なき道をあるいた先人がいると。そして、美輪様のように、「男が男を愛しても良い、女が女を愛しても良い」世界を作るのだと。

 ……というか、気づいたのですが、いつの間にか私が受けになってない?カップリング表記だと「まりかみ」とかになってない?……まあ、いいんですけどね。

 真理矢の、癖のあるウェーブヘアがさらさらと私の体を撫でます。
 私は、真理矢の愛撫を受けながら、ただ声を我慢することしかできません。
 館は防音設備ですが、万が一があったら怖いじゃないですか。

「姉様。姉様は僕のこと、好きですか?」「うん、す、き」「では、誰よりも一番ですか?」「……っ!」と、私は、その質問に即答できませんでした。
 真理矢は苦笑して、「本当に素直な姉様。ベッドの上での睦言なのですから、どうと答えようとよろしいのに……」と言って、潤った場所を責めてきます。

「そんなにメローネ様が好きですか?メローネ様のどこが好きですか?」と矢継ぎ早にしつもんしてくるので、「ちょ、ちょっと待って」と言って、自分の体を抱きしめると、「なんか、真理矢怖いよ……」と後ずさりします。
「……すみませんでした。もうメローネ様のことは口に出しません」と言って、真理矢が続きをしてくれます。

 快感でぼんやりとした頭で、私は、真理矢は実は正室の座を狙っているのでは……?と思いました。
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