姫様のストーカー | 魔法石の庭3rd

姫様のストーカー

 ここのところ、スピリット界に降りたりはしているのですが、それだけじゃ物足りなくなってきていて。
 はっきり言って、現実世界の方にシフトしているのです。今までは、スピリット界にいれば楽しかったし、スピリット界でガイドたちと会話するのが楽しかった。
 なのに、急に、現実に戻ると、それが物足りなくなってしまい。要するに、「現実」としてちゃんと存在する、という感覚が欲しくなってしまったのですよね。

 でも、私は霊感があるわけでもないし。ガイドや式神の姿を視認できるわけでもありません。
 なので、2015年は、「精神体から現実へ」という感じになるのかなあと思います。
 
 まあ、そんなことを言っていても、スピリット界には降りているわけで。
 話はさかのぼりますが、昨日の夜、ピークを迎えた後の静かな「アルテミス」に行きました。

「今日はあっさりしたのがいいな。コーヒーゼリー!」と頼むと、赤毛が「コーヒーゼリーはちょっと……」と言ってきます。あ、あのコントか、と私は思い出し、「じゃあ冷めたピザ」と不服そうに言います。「なんでそんなことおっしゃるんですか」と赤毛が乗ってきたので、「だって、オーナーになったってコーヒーゼリー一つ食べられないんだもん。つまんないもん」とつなげます。
「……冗談はさておき、コーヒーゼリーちょうだい」と言うと、「はいはい」と赤毛はコントを止めます。……元ネタが気になる方はようつべで「ぶっちゃん」で検索してください。ある程度年齢が行ってないと、わからないネタかも……。

「しかし、ここを建てた頃はこんなに繁盛するとは思わなかったけどね……」というと、「それはこの赤毛さんの魅力があってこそだね」と赤毛が長い髪をかき上げます。
「……まあ、あんたは黙ってれば美形で通るんだから、黙ってなよ」というと、「酷い!私の流れるようなトークを聞きたがらないなんて、鬼だ!」と泣き真似をしてみせます。
 まあ、ノリは良いし、下ネタにもある程度対応できるし、赤毛は良い人選だったと私は思いますけどね。

「はい、かみなのコーヒーゼリーと真理矢の普通のコーヒーね」と、姫様が奥から出てきて、サーブします。
「姫様も、頑張ってらっしゃいますよね。お正月も営業してますし……そろそろ休暇とかとっても良いですよ?」と言うと、「うーん、でも、いいです。私は、この店が好きですから」と姫様がほほえみます。
 そういえば、学生の頃、私は漫研だったのですが、それがあんまり楽しいので、研究会なのに「夏休みも部活したい!」とかお願いして夏休みも部活してました。
 私は漫画描けなかったのですが、友人が絵を描ける人だったので、そのストーリーを考えたり。今で言う原案ってやつですか。マガジソのキバヤツがやってるあれですね。

 ちなみに、キバヤツさんはいろんな偽名で原案を書き、税金を減らしているとか。さすが副編集長、考えることが汚い。今はどうなっているのかわかりませんけどね。

「でも、かみなが一週間ここにいなかったときに掃除できなかったのはすみませんでした」と姫様が謝るので、「いいですいいです!姫様は疲れてらっしゃるじゃないですか!」と私は両手を振ります。
 私は多少汚れてたって気になりませんし、割と掃除とかはどうでもいいです。むしろ、「なんで毎日掃除しなきゃいけないの?」ってぐらい適当です。
 いわゆる「片付けられない女」なので。

 すると、何かぞくっとする視線を感じました。
 振り返ってみると、一人の男性客がこちらを見ています。いえ、正確には姫様を見ている、というか。こいつ、絶対出待ちとかしてたやつだろ!と思って、姫様に「すみません、後ろの男性に見覚えありませんか?」と声をひそめて聞きます。
 姫様は「あっ……」という顔になって、「そうです。あの人です」と言いました。

 なんか、私はこういう視線とかに敏感なんですよね……。ねっとりとしてるというか。本人は恋心のつもりなんでしょうけど、こっちは迷惑なんだよ!っていう視線です。

「今日は、赤毛と一緒に店を出た方が良いですね。それか、出待ちされていたら、スーパーマンを呼ぶか」というと、「ええ、そのつもりです」と姫様は言います。
「……赤毛の場合は、サエルさんがついてるからファンの暴走ってことはないと思いますけど、姫様は、暴走を止める人がいませんからね。用心しておいた方が良いですよ」と言うと、「大丈夫です。私、少しは強くなったんですよ?」と姫様が言います。

 うーん……姫様は「癒やし」の力だからなあ。自分では対抗できないのがちょっと。赤毛も「癒やし」だから、まあ、普通の男性ぐらいの力はあるだろうけど、相手が「能力持ち」だったら難しいし。
 スーパーマンの防犯ブザー、姫様にも渡した方が良いのかな?

 ちなみに、スーパーマンというのは、うちのレアガイドで、メローネの多分陽に当たるガイドです。姿形はアメコミのスーパーマンそのもので「はははは!」と陽気に笑いながら現れます。
 正義のヒーローなので、助けを呼べばすぐに駆けつけてくれます。精霊たちにも、ブザーを渡してあるのですが……姫様にも渡しておこうかな。
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