転生前の記憶 | 魔法石の庭3rd

転生前の記憶

 なんか、日本人に生まれたことの過去世を幻視したので、報告です。

「師匠-、これはどこにしまいますかあ?」と、私は羊皮紙の束を抱えて聞きます。
 すると、中年の品のあるたたずまいのおば様が振り返り、「ああ、これはね……」と、私に教えています。

 私はどうやら少女というぐらいの年齢で、この「師匠」に育てられているようでした。
 師匠は優しく、上品なマダムといった感じの人でした。そして、私たちが引っ越しの準備をしているのは、理由がありました。

 実は、私たちは中世の魔女。……正確に言うと、師匠と言われる女性が魔女で、私はその弟子であり、養子でもありました。
 しかし、中性と言えば魔女狩りが盛んになる頃ですが、師匠と私はいち早くまじないでそれを知っており、そのために国を離れて、遠い東の国へと旅立つ決意をしたのです。

「東の国ってどんな国なんでしょうね~?」と、私は夢見る乙女らしく、胸の前で手を組んで言いました。「なんでも、一番始めに太陽の昇る国で、私たち魔女のような存在がそこかしこにいるらしいわよ」と師匠はしょうがないな、というように苦笑しています。どうやら、私は何度も東の国の話を師匠にせがみ、同じ事を言わせていたようです。

 そうして私たちは荷造りを終え、魔女狩りのない国へと船で出発しました。

 しかし、遠い船旅。そして、中世ということもあって、その船旅は決して順風満帆なものではありませんでした。
 私は船旅の途中で病に倒れ、息も絶え絶えになります。

 そんな中で師匠が、「嫌!××(私の名前らしい)!私を一人にしないで!お願い、この子を助けて!」と、必死に祈りを捧げています。
 しかし、師匠の使う魔術は病には効かず、ついに私は事切れる寸前になります。

「師匠……東の、国……見てきて……私、も、連れて行って……東の、国……」と、私はそればかりをつぶやき続けます。
「うん、うん。きっと見てくるわ。あなたも一緒に行くの。だから、諦めちゃだめよ!」と、師匠は涙を流しながら私を励まし続けましたが、私はとうとう船旅の途中で死んでしまいます。

 その時の私の希望で、私は今、日本人に転生したそうです。
 私は、これまでも何度か何故か日本人に転生することが多かったのですが、それはこの記憶があるからだそうで。
 師匠とは、会っているかどうかはわかりません。ただ、きっと人生の中で出会えると思っています。

 私が望んだ、東の果ての国。今、日本人に転生できたことは、多分本望なんじゃないかなあと思います。
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コメント

かみなさんが魔女。。。
ものすごく納得します。
しかも狩られる前にでようとしている時点で本物の魔女。
すごいですね✨

ところであまり関係がないのですが、
かみなさんとメローネさん、かみなさんと真理矢ちゃんの相性等をタロットで占いたいのですが、許可していただけるでしょうか?
どんな感じになるのかみてみたいのです。
結果を知りたいというご要望でしたら、きちんと伝えます。
Re: タイトルなし
魔女というか、その弟子、という感じでした。師匠が本当の魔女って感じでしたね。
私は志半ばで倒れてしまいましたが、非常に「東の国」に憧れていたようです。

タロット占い、私も結果が知りたいです。
自分でもやってみたことあるのですが、いまいち精度に自信がなくて・・・。
ユフィさんに占ってもらえるなら嬉しいです!

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