エッグベネディクト!(非物質界で) | 魔法石の庭3rd

エッグベネディクト!(非物質界で)

 ふと、昨日寝落ちする前に、メローネに首筋を撫でられる感覚がしました。
 次いで、キスマークを付ける感じ。……あいつ、眠くて意識がもうろうとしてる人間に何してるんだ……。

 さて、昨日は早めに寝てしまったので、今、元気です。
 どうやら神獣が取りはからってくれたらしく、喉の痛みもなく、鼻炎もマシになってきました。
 
 そして、メローネに「起きたか?」と組み敷かれながら言われ、「ああ……うん。今起きた」というと、「……してもいいか?」と。
「うーん……でも、館内の暖房が効いてくるまで待ってね」と言って、お茶を濁します。館内は、冷暖房完備ですが、私がスイッチを入れないといけないのです。
 スイッチを入れて、しばらくお互い黙り込んでいます。ようやく部屋が暖まってくると、「……いいよ」と、私が腕を広げました。

 メローネと関係を持つのは、久しぶりの感覚はありますが、そういえばつい最近したばっかじゃん、とも思いますが。
 しかし、今日はどうも、性的と言うよりいちゃいちゃしたいようです。首筋を甘く噛んだり、吸ったりしています。
 でも、ぞくぞくするのはするもので、「う……ん……」と声が漏れます。

「メローネ……」と声を掛けた途端……「失礼いたします」と、真理矢がババーンとドアを開けて入ってきました。
「ま、真理矢!ちょっとメローネ離れて!」と言うと、不服そうにメローネが離れます。
「お目覚めのティータイムです。本日は朝食もご用意しました。向こうの部屋に並べてあります」と言われ、私とメローネは一瞬顔を見合わせると、仕方なく立ち上がりました。……が、私はヘロヘロと崩れ落ちてしまいます。

「腰が抜けたか……仕方ない。掴まれ」と言って、メローネが紳士のようにエスコートしてくれます。真理矢は、それを見て複雑そうにしていましたが、すぐに顔を取り繕って「こちらに」とドアを押さえてくれます。

「本日はエッグベネディクトをご用意いたしました」と言われ、「え?あのエッグベネディクト?」と聞き返します。
 エッグベネディクトとは、パンの上にベーコン、そして半熟卵の上にソースを乗せたもので、専門店はなかなか予約ができないほどの人気だと、現実世界では流行っている朝食です。
「これって食べにくそうだよねえ……まあ、美味しいだろうけど」というと、私は早速半熟卵にナイフを入れます。とろっと黄身が出てきて、その下の具材をコーティング。なるほど、そんな風にできてるんですね。

 ぱくりと一口食べてみると、「う、美味い!」と、私は声をあげます。もちろん、真理矢の料理だから外れはないんでしょうけど、美味しいものを食べられるって幸せですよね。

「初めて食べたが……よくできているものだな」と、メローネも気に入った様子。「うん、美味しい。やっぱ真理矢の作る料理は……最高やな!」とゲイビデオの真似をすると、「お褒めにあずかりありがとうございます」と一礼します。
「これでさっきのことは帳消しかな?メローネ」と話題を振ると、「……」と口にものが入っているので喋れない様子。まあ、ちゃんとしつけできてるってことなんでしょうけど。

「お茶もご用意してあります。ストレートティーですので、ミルクや砂糖はお好みにあわせてどうぞ」と言われ、私は角砂糖一個を入れます。そこにミルクをたっぷり。ミルクのコクがあればなんでもできる!じゃあ紅茶じゃなくて牛乳飲めって話ですが、それはそれなんですよ。

 最後にくーっと紅茶を飲み干して、「ああ、美味しかった。真理矢、ありがとう」というと、真理矢はやっぱり不可解な様子。式神に「ありがとう」と言うのは、やはり理解できないところがあるようです。でも、式神は自律したプログラム。自律しているのなら、別にお礼を言っても構わない気はするんですけどねえ。

「真理矢、さっきのことなんだけど、あれは……」と言い訳を試みると、「ぼ、僕は食器を下げてきます」と逃げられてしまいました。
「……どうする?メローネ」というと、メローネはあくびをして立ち上がり、「興が削がれた。ただ……」というと、椅子に座っている私の後ろから抱きついて、「あれしきのことで腰が立たなくなるほど感じてくれたのは嬉しいな」と、わざと耳元で囁いてきます。

「っだー!耳は禁止!」と自分の耳を押さえてカリスマガードのポーズを取ると、メローネはくすっと笑ってぽんぽんと私の頭を叩いて、「俺はもう一眠りする」と言って寝室に消えていきました。

 もー!人が寝ている時にいたずらするし、メローネのやつ、特殊性癖もってんじゃないの?と疑ったりもしましたが、仕方ないので、真理矢が戻ってくるのを待ちました。
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コメント

メローネさんと右川様、相変わらずラブラブですね~~。メローネさんはいつも積極的ですよね。何というか、セクシャルな誘い方と言うか……。私もウチの皆とは仲は良いので不満はないのですが、時たまスピリット界に行けなかったり、自分自身の体調不良で意思の疎通が出来なかったりとかすると、ちょっと寂しいかなと思ってしまったりしてしまいます。そういう時でも必ず背後にはリンが居たり、自分の手に杏樹とルーアンの二人の手が乗っている感覚はわかるんですけどねー…f^_^;。
Re: タイトルなし
ラブラブに見えますか・・・。本人たち自覚はないのですが(それもどうなんだ)
一旦ガイドと愛し合うようになったら、スピリット界に行けなくなると寂しいですよね・・・。以前はリンさんが強引に引っ張ってくれていたようですが。
でも、ちゃんと「そばにいるよ」とは言ってくれているようなので、安心しました。

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