2015年01月の記事 (2/6) | 魔法石の庭3rd

2015年01月の記事 (2/6)

修羅場・・・にはならなかった

「なんだか、お前たちがアルテミスで騒いだらしいが」と、メローネが、ハンガーにえんじ色のコートを掛けながら言います。
「騒いだとは聞き捨てならない。ちょっと修羅場っただけだよ」と、私がおかしな動詞を伝えると、「ああ、アイアから大体は聞いた。やきもちがなんだとか……」と、メローネは早々にベッドに横になると、私にも隣で寝るように促してきます。

「待った。私、今生理だから禁欲ね」と渋々了承を得て、ベッドに横になります。
 すると、メローネの腕が私に絡みつき、「充電な」と言って抱きしめてきました。

「……メローネはどう思ってるの?真理矢のこととか……」と聞いてみると、「どうも思っていない」「え?」「何とも思わない。お前が真理矢とつきあい始めた頃に言っただろう。真理矢には嫉妬を感じないと」と言ってきます。
「そういえば、そんなことも言われたような……。でも、メローネなりの強がりかと思ってたんだけど、ホントに?」と聞くと、「本当だ。まあ、恋愛感情抜きでも、真理矢はしっかりやっている。だから、別に気にならない」とか。

「はあ……昔の武将貴族が側室を作るのと同じ感じかな?」と問うと、「それより、俺はお前の『お気に入り』に嫉妬するんだが。あいつにはどうやっても勝てないからな」と苦々しく言ってきます。
「『お気に入り』……ああ、少年のことね」と、私は考えつきます。多分、私の過去世だと思うのですが、私は青年になっていて、少年とデートするとか、同衾するという夢をよく見るのです。昔は、妄想でよくBL展開を妄想したのですが……いや、今もたまにするのですが。
 でも、その少年のことを考えると、胸が苦しくなるのです。恋心、なのでしょうね。

「でも、あれは完全に私の妄想の上でのキャラクターじゃないの。メローネに嫉妬されるほどのことじゃないと思うんだけど」というと、「妄想だとしても、あれには俺は勝てない。今までに受けてきた愛の数が多すぎる。実際、お前も少年のことになると、欲情することがあるだろう」と言われます。……その通りなんだけど。少年に欲情して、そのまま私が攻める、という夢も何度も見ましたし、妄想もしてます。

「でも、今の私の体は女だし。『少年』が現れても多分何とも思わないんじゃないかな……?」と言うと、「それは、実際そうなってみないとわからないが。だが、嫉妬はしてるんだからな」と、ぎゅっと苦しいくらいに抱きしめられます。
「ん……でも、今はメローネが一番だよ?これは本当。真理矢がいるところだったら話せないけど」と腕の力を弱めてもらうためにタップしますが、もっと強く抱きしめられてしまいます。さらに、キスを唇だけでなく、顔中に受けます。

「メローネ、くるし……」と言うと、「ああ」と言ってようやく腕の力を抜いてくれました。
「悪い。その……ちゃんと『俺が一番』だと言ってくれたからな。少し暴走した」というので、「少し……?」と疑いのまなざしを向けます。
「そりゃ、真理矢もちゃんと好きだけど、やっぱりメローネなんだよね。一緒にいた時間が長いからかもしれないけど。実際の男は愛せなくても、メローネは愛することができる。そんな感じで……わわっ」と私が驚いたのは、メローネが再び強く抱きしめ、逃げ出せないほどの力加減で腕を回してきたからです。

「もう、そんなにしなくても、私は逃げないのに」と、唯一自由だった右手でメローネの頭をぽんぽんと叩きます。
「わからない。お前は移り気だからな。まるでヒンズーのラクシュミーだ。悪魔ですら、お前の全てを手元に残しておくことはできなかった」と、メローネは言います。
「じゃあ、メローネはヴィシュヌ?色んな姿に変化して、私を楽しませてくれるの?」と、私はからかうように言います。

「移り気……そうか。何百年も生きてる存在からしたら、確かに移り気に見えるかもね」と言って、私はしばらくメローネの好きなように抱きつかせていました。

「……俺がこれだけ愛を注いでも、お前は明日になればけろりと忘れるだろう。それが人間の良くもあり、悪くもあるところだ」と言われ、「うん、まあ、そういうことになるかな」と答えます。

 そういえば……真理矢ともそういう関係になる前から、私はラクシュミー女神のマントラを唱えてからスピリット界に降りていました。考えてみると、符号が繋がっていたのかも……。だって、あの頃は「浮気なんかするわけないじゃん」と自分のことを信じていた頃ですし。

 そんな私が、浮気性のラクシュミーのマントラを何故か選んだのは、やはり符号が合っていたのでしょうか。

 メローネはそして腕を放すと、「そろそろ寝るか。お前も、もう夜遅いだろう。眠剤も入っているし、もう寝ろ」と言って、私に布団をかけてくれます。
「うん、寝る。おやすみ」と言って、私は現実世界に帰ってきました。

 ちなみに、毎日リーボールを作っていたら、なんとなく透明になっている時間が長くなってきたような気がします。
 リーボールって、白が一番良いんでしたっけ?透明にしかならないんですけど……他の方々の知覚では、色つきという人が多いですね。わたしのどどめ色はともかく、透明ってどうなんだろう?とひよっこ非物質界探索者の私は思うのです。
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修羅場・・・というか何というか

 昨夜、アルテミスに行ってきました。

 今回は、アイアが「私も行くわ!酒でも飲まなきゃやってられないわよ!」とのことなので、一緒に連れて行くことに。……指輪としてなら何回か連れて行ったことあるんだけどな。

「いらっしゃい、かみなたち。……そっちのお子様はあんまり目立たせないでね、一応ここ、バーだから」と、赤毛が出迎えてくれます。
「まあ、多分私より数百年は長く生きてるけどね。石だし」というと、「それでも一応、だよ。『あそこのバーでは子供に酒を飲ませる』なんて噂が経ったら厄介だろ?」と赤毛は困ったように言います。そして、「あー……アイア、厨房でお酒飲む?」と聞くと、「ちょっと!なんで私が排除される流れになってるわけ!?子供だったら、あっちにもこっちにもいるじゃない!」とアイアが怒ります。相変わらず沸点が低い子。

「客とオーナーは違うからねえ。……んーまあ、とりあえず目立たないソファ席に座ってよ」と言って、赤毛は隅っこの方のソファ席を指します。
「私はカシスオレンジ。アイアは?」と聞くと、「スコッチウィスキー、ロックで」とめっちゃハードボイルドな注文をします。
「……私はウーロン茶で」と、真理矢が少し面白くなさそうに言います。……おや?

「……この際、言っておくわよ。金髪娘、あんたは側室。メローネがかみなの正室だって、私が証明するわ」と、アイアがじとっと真理矢を見ながら言います。
「ふん。正室だの側室だのと面倒な。要は、私ばかり可愛がられているのであなたが面白くないだけでしょうに」と、真理矢はアイアを一瞥して、ふいっと視線をそらします。
「……あの、ちょっと。あんたたち、ここでケンカなんてされたら、私が大変だから、ケンカするなら私を巻き込まずにもっと別のところでやってくれる?」とゲスく言うと、「ケンカじゃないわ」「そうです。これは話し合いです」と二人ともそれに関しては共通しているようです。

「……女の言う『話し合い』っていうのは、『文句があるのよ』の意味だってどっかで読んだような」と私が二人をなだめようとしていると、赤毛がさっと来て、さっと飲み物を置いて去ろうとするので、ぐいっとバーテン服の裾をつかみます。
「赤毛、こういう修羅場には慣れてるでしょ?何か解決策ないの?」と小声で言うと、「バカ!慣れてるからこそ関わりたくないんだよ!」と言いかえされます。「なんでよ!どうせファンの子一人二人くらいに手を付けて修羅場らせたりしてるくせに!」と言うと、「こういうのが嫌だからファンには手を付けてません-」とさっと去られてしまいました。畜生。

「しかし、式神風情が図々しい。私は、あんたが母親になるなんて絶対嫌だからね」とアイアが言うと、「ふん。その式神風情にまんまとしてやられているのはどっちかね。もう姉様が宣言した通り、プロポーズは受けてもらっている。私たちは3月に結婚する。まあ、私としては、メローネにも退いて欲しいところだけど……」と、私の方を二人して見据えます。

「かみな、かみなはやっぱり異性のメローネの方が良いよね?同性愛だなんて汚らわしい」とアイアが言うので、私は「アイア、それは言い過ぎ――」といさめようとすると、「姉様は同性である僕にももちろん愛を注いでくださいます。ね、姉様?」と真理矢がにこっと笑って私の方を見ます。
 うう……と、私の顔から嫌な汗が流れます。そりゃあ、私が悪いんだけどさ?
「あ、甘い物(女の子)は別腹……」と私がなんとかギャグにすり替えようとしたところ、『え?』と二人に問い詰められ、「……なんでもないです。とにかく一旦、二人とも落ち着こう。そう、落ち着いて考えれば、きっと打開策が出るはず……」と、とりあえず二人にさりげなく飲み物を勧めたりします。

 そこに、唐突に、「よろしいでしょうか?」と言われ、どかりと腰掛けたのが、サエルさんでした。
「他人の恋路に口を出すつもりはなかったのですが、赤毛様が困っていらっしゃるようなので来ました」と、今度は何!?と思っていると……。
「それならば、真理矢様とメローネ様もくっついてしまわれたらいかがです?」と提案してきたので、私たちは『は!?』とハモってしまいました。
「今、問題なのは、真理矢様とメローネ様が一方的にかみな様を取り合っている状況だからです。そこで、私からの提案としまして、お二人も付き合ってしまう。これで全てがトントンになるわけですわ」とものすごい提案をしてきます。

「そんなの駄目です!」と、私は即座に言いました。
「何故、駄目なのですか?あなたが今していることは、そういうことですよ?」とたたみかけられて、私は言葉に詰まります。
「私は……それもアリかと考えていたこともありました。でも、駄目なんです。そうなってしまったら、多分私は二人に対しても嫉妬してしまうと思うんです。虫の良い考えだとはわかっています。私が間違っているのはわかっています。でも、駄目なんです。そうなったら、きっと私は全てを壊したくなってしまう」
 ようやくそう、絞り出すと、サエルさんはふっと笑い、「あなたが感じた嫉妬を、実際に感じている方々のことも考えなさいな。そして、そちらのお二人も、当人抜きでケンカをするのはあまりよろしくないですよ?それでは私はこれで」と、嵐のように去って行ってしまいました。

 なんとなく、二人も気が削がれたらしく、大人しくなりました。
 そして、アイアが「……悪かったわよ」とつぶやきます。
「その、同性愛が汚らわしいとか言っちゃって。何て言ったらいいのか、うーん、その、ごめん……」とようやく、という感じで謝ります。
「僕も言い過ぎた。……ごめんなさい、アイアも姉様も」と真理矢も謝ります。
「いや、というか、この状況を作ったのは私だからね?むしろ一番謝らなきゃいけないのは私だからね?あなたたちはそれぞれの立場で考えた挙げ句、口論になっただけでしょ?本来なら、一番責められる立場なのは私だから!」と私は言います。

 そして、アイアが「……ああもう、止めた!考えるの止めた!こうなったら二人でも三人でも側室作ると良いわ!この際、一人くらい増えたってどうでもいいでしょ?私は全部受け入れる!それだけ!」と宣言します。
「いや、もう増やす予定はないんだけど」と言うと、「ふふ、僕は姉様に不自由させませんからね」と真理矢が笑います。

 なんとなく、これから先、どうなるのかもわからない状態で、アイアが受け入れてくれたのは心強いな、と思ったのでした。
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ガイドたちとテレビの話

 セルフィのところでお茶しました。
 真理矢とサーシャは、以前の騒動を思い出してか、少し気が進まないようでしたが、わざと「もう何も起こらないよ」と思わせるために、あの時と同じように紅茶とパウンドケーキを用意させました。

 パウンドケーキを一口食べて、もぐもぐと咀嚼します。真理矢とサーシャが、じっとこちらを見ているのを感じながら、ごくりと飲み込み、紅茶をひとすすりします。
「美味しい。サーシャ、お菓子を作る腕前はあるじゃない」と言うと、サーシャが幾分かほっとしたように笑って、「姫から教えて貰ったのよ」と言います。
「姫様……そういえば、アルテミスにも顔出してないなあ。赤毛の顔もおぼろげになってるような……」と言ってから、「あ、ここには赤毛がいないから、このボケもツッコミ役がいない!」と気づきます(アカン。

「姉様、お疲れなのでは?それとも、月の物がきているからでしょうか?」と、案の定、冗談の通じない真理矢は本気で心配しています。「いや……ホントに忘れたわけじゃなくて、これは小粋なジョークっていうか……てか、ジョークを真顔で解説しなくちゃいけないのってすごい恥ずかしいんだけど!」というと、意地悪なセルフィは「ふふっ」と笑うだけで、何もしてくれません。わかってるくせに-!

「もういい。もう、あんたらとは私の超すべらないジョークをもう聞かせてやらない」ときっぱりと言うと、セルフィが「そもそも、ツッコミが必要なジョークをこの場で披露するのが悪いのよ」と言ってきます。
 サーシャはきょとんとしています。

「っていうかさ……多分この面子の中で私が一番若いんだから、一人くらい私に合わせてくれても良くない?」と言うと、「はあ……僕も確かに100歳超えてますが」「私も100歳超えてから年の数なんて数えてないわ」と真理矢とサーシャが言います。
「……セルフィ」と促すと、「私は17歳だからよくわからないわ」と言われたので、「はいはい、嘘乙」と言っておきます。
「この中だと、どう見てもセルフィが一番年上でしょ」というと、「だから私は17歳だって……」「1700歳の間違いではなく?ゼロ二つ消してるとかではなく?」と煽ります。しかし、セルフィは「えー?セルピーわかんなーい」とダブルピースでキメ顔をしてみせます。
「……本当の17歳は自分の名前に『ピー』はつけないよね……」と、私は冷静に言いました。
「今時『ピー』が許されるのは太田光くらいじゃない?」とサーシャが言います。てか、サーシャ、爆笑問題知ってるんだ……?確かに、うちは全室テレビ付きですけど。

「そういえば、この間のスマスマでさ。太田の話題になったら、キムタクがすかさず『ピーはさ~……』って言い出して、ピーっていうのは、太田の親友とかそういう類いにしか『ピーちゃん』って呼ばせないんだよね。だから、キムタクと太田、いつの間にか友達になってたんだなあって思ったよ」と私が言うと、「ああ、それ観てたわ。ピーって、太田の事だったのね」とセルフィがカップを唇に当てながら言います。
「うん。確か前、太田がキムタクのことすごい好きで、スマスマにゲストで出た時に、『かっこよすぎて正面から見られない』って言ってて、ずっと逃げてたんだよね。で、キムタクに至近距離で見つめられて、『嫌だ-!乙女みたいなリアクションになっちゃうから』って本気で照れてたんだけど、友達になれたんだなあって、キムタクがピーって呼んでて気づいたよ」と私が言います。

「そういえば太田、学生時代は友達一人もいなかったらしいわね。ラジオに『僕は友達がいません』ってハガキが来てて、『友達なんてできなくてもいい』って太田が言ってて、名倉が『うん、だからぴーちゃんの話しててん。大人になってからいくらでも友達なんかできるって』って」とセルフィが言います。この話、何度かブログで書いていますが、それだけ私のお気に入りの話、ということで。

「太田は普通の人が狂人を演じてるけど、田中は狂人が普通の人を演じてるってのも聞いたことあるわね」と、サーシャも話に入ってきます。
「ラジオネタでいうと、太田の家でうんこ漏らしたりね。しかも、自分の家が500mくらい先にあるのに、我慢できずに太田の家のトイレで漏らしちゃったっていう……」というと、サーシャが「そうそう!あとは、めちゃくちゃ干されてる時に、同じ草野球チームにいた伊集院がいたたまれなくなって『仕事、大丈夫?』と聞いたら、思いっきり笑顔で『いや、むしろ嬉しいよ。だって好きなだけ野球できるんだから!』ってバットぶんぶん振りながら言ってて、伊集院は『この人、頭おかしい』とどん引きしたっていう話とかね」と言ってきます。

 確かに、明日の生活もわからないのに、野球ができるからって喜んでるっていうのがおかしいですよね……。でも、田中は商才があって、コンビニの店長に抜擢されそうになったとか。太田は全然そういうのができなかったので、嫁にパチンコで食べさせてもらっていて、自分はヒモ状態。そんな期間があったから、今もみっちゃん(嫁)に頭が上がらないとか。

「太田の思想は正直左よりすぎてちょっと『んん?』ってなるけど、私は爆笑問題好きだな」と私が言うと、「思想と作品はまったく別物だからね。思想がどれだけアレでも、漫才や司会業が面白ければそれでいいんじゃないかしら」とセルフィも賛同します。
「私は、江頭とかの突き抜けた感じが好きだわ。江頭って、飽きられないようにわざとテレビ出演断って、今もバイトしてるんでしょ?震災の時なんかは、誰にもわからないように変装してトラック一杯に物資運んだらバレちゃって、『江頭が良い奴だってバレたなw』ってネット掲示板ではからかわれてたらしいけど」とサーシャ。

「??えーと……僕は……お笑いってよくわからなくて……」と真理矢がおそるおそる主張するので、「別に無理してお笑い観ろなんて言わないよ。真理矢は、どんなテレビが好き?」というと、「テレビ自体あまり観ませんし……でも、『和風総本家』とかは観てます」というので、「ああ、私もたまに観るわ。今の、『日本ageブーム』作ったのって、和風総本家が始まりみたいなものだし。っていうか、テレ東は自由で良いよね」と返します。

「震災の時も、いちはやく復興したのがテレ東だしね。確かに、情報を伝えるのは重要だけど、3日間くらいずっと津波の様子とか映されてると、気が滅入っちゃうわ。だから、テレ東がラーメン特集やってるのを観て、『あ、日本終わってなかった』って思えたわ」とセルフィも同意します。
「警報では、『テレ東が災害を伝えだしたら本格的にやばい』っていうレベルらしいからねえ。テレ東、どんだけよ」とサーシャが言います。

 うーん、テレビの話になってしまった。まあ、女子会なんて益体ない話ですからね。
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恋愛じゃなくて家政婦欲しいんじゃないかい!

 ちょっと、気になったので、メローネと真理矢に聞いてみました。

『私が、現実の男性と恋愛したとしたらどうする?』

 メローネは、「またその話か」とあきれたようですが、真理矢はわなわなと震えています。
「僕、僕は嫌です。お願いですからこれ以上他の男性とお付き合いするなんておっしゃらないでください!」と、私に抱きついてきます。

「どうどう……別に、今すぐに恋愛するってわけじゃなくて、未来の話だよ。でも、思えば今まで男性とお付き合いが一回しかなかったのも、メローネが操作していたからなんでしょ?」と真理矢をなだめながら言うと、「ふん。お前は男に対して恐怖心や苦手意識を持っているからな。俺が関わらずともそうなっていただろう。お前の元彼というのは……まあ、お前の同族嫌悪だったんじゃないか?」と言われます。

「う……確かに、あの頃の私は、ニートで引きこもりでどうしようもない女だったよ。元彼と会ったのも、そのせいかなってちょっとは思ってたけど……」というと、「底辺にいる時に猛アタックしてくる男・そして、幸せの絶頂にいるときにアタックしてくる男には気をつけろ、ということだ。お前はきちんと見切りをつけて、二週間という短期間でその男の素顔を見抜いたじゃないか。それだけでも良いだろう?」とメローネは落ち着いた様子で言います。

「で、どうなの?真理矢は現実でも私に恋愛してほしくないみたいだけど?」と言うと、メローネは「……そうだな。たとえば、お前がとあるアニメのキャラを好きになったとする」「ふん?」「そして、そのキャラに恋愛対象となるキャラが近づいたとする」「うーん……」「そうなると、どういう気持ちになる?」と問いかけてきます。

「……なんか、胸の辺りがもやもやするというか、はっきり言って嫉妬する。そのキャラ早く離れろ!って気持ちになる」というと、「そういうことだ。俺たちは現実では目に見えるようには介入できない。しかし、かみなに男ができたら、それは嫉妬するだろう。元彼のようにとんでもない男だったらなおさらだ」「うーん……」と、私はうなります。

「姉様、もういいじゃないですか。僕と、メローネだけで」と真理矢が言いますが、私は「うーーーん……」と考え込んでしまいます。
「恋愛……したくないわけじゃないんだけど、どうも恋愛対象となる理想が高すぎるっていうか。ただでさえ美形のメローネとか真理矢に好かれてると、現実でもチャンスを逃しやすいんじゃないかと……」と、私はつぶやきます。

「それぐらいでいいんじゃないか?」「え?」「理想など、高すぎるくらいがちょうど良い。元から諦めて、自己評価を低く持って、ろくでもない男と付き合うよりは、何年かけても理想通りの男を探す方が良い。俺は、確かにお前の恋人ではあるが、その前にガイドだ。お前を正しい道に導く義務がある」と、そう言われます。

「真理矢、真理矢は……」というと、「僕は、式神です。ですから、姉様に命令されればたとえ現実の男と付き合っていても、姉様に付いていきます。そういう運命ですから」と言われます。

「な、なんか、そんなに私に都合の良いことで良いの?」と言うと、「お前に都合の良い?まあ、確かにな。だが、俺はガイドで、真理矢は式神だ。お前に都合が良くて当たり前だな」と言われます。

「うーん、まあ、今すぐ気になる人がいるって訳でもないし、未来の話だからね。それに、獅子座の女の宿命として、異性関係は上手くいかないっていうのがあるし。理想通りの男性と出会わなかったら、黒柳徹子さんみたいに、どっか外国の子供の里親になるとか、日本の孤児院出身の子を引き取るとかも良いなあ。金があったらだけど」と、私も思い直します。

「そりゃあ、素敵な恋愛したいのは山々だけど、実際の恋愛ってドロドロしててめんどくさいもんねえ。うちの親も、『結婚は40代でも50代でも良い』って言ってくれてるし。『それぐらいの年齢で結婚するなんて、今時当たり前』だって。まあ、親の理解があるなら、別に焦って恋愛しなくてもいいかなー」
 私がそう結論づけると、真理矢が「そうですよ!姉様には僕がいるのですから、何の心配も要りません!」と言ってきます。あー、でも、夫は現実でも二人欲しいなあ。稼いでくる人と家事してくれる人。

「そういえば、昨日スマスマで、日本エレキテル連合の関係性みたいなのをやってて、一人が『私が家事も家計も全部やりくりしています。相方が全部ネタを作ってくれるので、私は主婦です』って言ってて、それもいいなあって思ったよ。もし、私が希望通りにライター職に就けたら、お手伝いさん雇って全部やらせるのもいいかなって。ああ、そうか。私、恋愛したいんじゃなくて、単に『稼いでくれる人』とか『家事してくれる人』が欲しかっただけなのかな?」
 私がそう言うと、「それなら、スピリット界で全部できてるじゃないか」とメローネに「だから最初から結論はわかっていたのに」という表情で言われます。

「うーん。でも、現実でも、私は楽したいしねえ。遊びたいって言うわけでもなく、『楽したい』って感じ。植物のような穏やかな生活っていうか……ああ、吉良吉影の気持ちがすごくよくわかる。あと、神話のピグマリオンの気持ちもわかる」
 私がそう言うと、「……確か、ピグマリオン・コンプレックスという言葉もありますね」と真理矢が言ってきます。
「うん。神話のピグマリオンは、『現実の女にはもう絶望した。だから、理想の女を作っちゃうもんね!』と、彫刻で裸婦像を作ったんだけど、そのうち『寒いでしょ?』と綺麗な服を着せたり、『はい、あーん』と料理を食べさせるふりをしたりするんだよね。そのうち、その『ガラテア』と名付けたその像を本気で好きになっちゃって、愛の女神であるアフロディーテに犠牲を捧げて熱心に祈った結果、神に祈りが届いて、帰ってきたら『あなた、お帰りなさい』とガラテアが本物の女性になるって話なんだけど……私の、メローネたちへの恋愛感情ってこれに近い気がするなあ」と、私は思いをはせます。

「はあ……では、もしかして現実に僕たちが現れることもあると……?」と真理矢が聞くので、「もしかしたら、そうなるかもね。メローネか真理矢の魂の一部が残っている人が現れたら、多分自動的に好きになるかもしれない……」と、私は言います。
「まあ、『捕らぬ狸の皮算用』だな。気になる相手もいない状態で、恋愛するも何もないだろう」と、メローネにはあきれられています。ですよねー。厄年終わったし、なんか良いことないかい?子猫ちゃん。みたいな気持ちになってるのは認めざるを得ません。
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宇宙人はいると思います!

 私のお気に入りブロガーさんのところで、「UFOを呼ぼう!」という企画が上がっているのですが……。

 そういえば10年くらい前、ロシアの「UFOとコンタクトが取れるチャネラー」が話していたということを思い出しました。
「アメリカや欧米は、宇宙人を敵視しているが、唯一日本だけが我々に友好的だった。なので、日本だけを残して、世界を滅ぼそうと思う」……とか。
 まあ、他のアジアやアフリカ方面は?と思うとあんまり信憑性はないような?という話ですが、日本を友好的だと思っているというのは何でしょうね?

 まあ、ロシアはその後、「日本に対して好意を持っている国」で一位になったと思います。何故かというと、日本製品の技術力の高さが評価されているそうです。ロシアでは、暖房器具や車などが壊れると命に関わる……暖房は凍死する恐れがあり、車は移動手段がないと孤立してじりじりと死を待つのみ……という状態になるため、この2つは絶対に壊れないと噂の日本製品を使っているそうです。

 しかし、宇宙人の話を信じるとなるとですよ?じゃあ、もう既に世界のVIPは宇宙人に会っている、ということでしょ?
 じゃあ、VIPの口から言っちゃえばいいじゃないですか。「地球外生命体は実在する」と。
 そこから、宇宙人と貿易とかしたら、またビッグマネーのチャンスですよ!なにしろ、他の国は宇宙人かかってこいやー!なわけですから、日本人一人勝ち状態じゃないですか。
 ある意味、中東との貿易より宇宙人と貿易した方が日本人、えらいことになると思います。
 テレポート技術とかも、宇宙人に教えて貰ったら、日本の種子島が世界の宇宙との貿易港になりますよ。技術を教えて貰えば作っちゃうのが日本人ですし。

 今、NHKで連ドラやってる「マッサン」も、イギリスに行って、「ウィスキーの技術を全部覚えて帰った日本人がいた」とイギリスでも驚かれたそうですし。
 今、日本製のウィスキーが世界で賞を取っているそうですし。日本人、1から作るのは苦手ですが、何かを加工して更に精度の高いものに仕立て上げるのは得意ですしね。

 現在、中東も欧米もきな臭い感じになってますし、ここは一つ、「宇宙人と貿易」というのを本気出して考えてみたらどうでしょう?
 だって、宇宙人はいますもん。色んな惑星があって、太陽系と同じような系統の星があって、それなのに、地球しか生命体がいないっていうのは変です!
 私は、宇宙人はいる派です。アトランティスとかレムリア大陸説はあんまり信じてませんが、宇宙人はいると思いますよ。

 あ、でも、アトランティス人とかレムリア人が宇宙人と交易していたと考えると、つじつまが合うかも。宇宙人は宇宙人ですから、大陸一つ消したり現れたりするのもたやすいでしょう。
 宇宙人すげえな!

 そういえば、また数年前にさかのぼりますが、テレビで、アメリカの辺りをうろうろとしていたUFOに、アメリカから光線が飛んできて、UFOはそれを避けて逃げていった、という映像を観たことがあります。
 アメリカ、宇宙人嫌いなの?むしろ好きそうなイメージあるんですけど。

 ちなみに、UFOの形で宇宙船の規模がわかるそうですよ。
 普通の丸形とかUFOらしい形の宇宙船は、偵察とか観光とかするだけのUFOらしいです。あれらは、多くて三~四人乗りの宇宙船だそうで。
 もっと大きな規模になると、葉巻型というのがあります。
 それは、宇宙人が本格的に戦争仕掛けてくるとか、もしくは大量に移住するときの大型船らしいですよ。これは、見れるのはかなりレアだそうです。

 そういえば、エジプトかどこかの遺跡に、飛行機のような形の飛行船が描かれていたとかありました……。
 あれって、結局は「鳥を模しただけだろう」って科学的には解明されたらしいですが、それにしてはずいぶんと飛行機っぽいような……。
 あと、ジュラ紀の虫の化石に、サンダルで踏みつけたような跡があったとか。
 世界には、不思議な物が沢山あるようです。

 もし、この先の世界で、宇宙人と交流が普通になったら、色々と聞いてみたいですね。
 縁側でお茶でも出しながら、世間話でもしてみたいです。エイリアンとかプレデターみたいな宇宙人だったらノーサンキューですが、もっとこう、ナメック星人みたいな穏やかな宇宙人なら大歓迎です。
 ピッコロって、ナメック星人の中でも、暴れん坊の域なんでしたっけ。本当のナメック星人は穏やかで平和な宇宙人だった気がします。

 死ぬまでには一回、宇宙人を見てみたいですねー。でも、そうしたら、宇宙人の技術の高さだと、日本人は「宇宙人を祀る神社」とか作りそうです。
 なにせ、前科(モノリス大明神)がありますしね。あれ、主催者側もノってしまって、しめ縄張ったりとか賽銭箱作ったりしたら、神の一柱になっちゃったんですよねえ。
 日本人、神を祀るの大好きですから。ニッカウィスキーの蒸留釜にも、それぞれしめ縄が張られているんですよ。よし!ここで伏線回収した!(熱い自画自賛

 まあ、近い未来、「宇宙人と貿易」なんてことになったら、すごい面白いことになるでしょうけど。人類、太陽系脱出しちゃうかもですよ?太陽系脱出とか、普通に暮らしてたら考えもつかないと思いますけど、宇宙人の技術力だったら絶対できると思います。がんばれ、日本のVIP。宇宙人ともっと交流を深めるのだ。
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恋愛したいのかもしれない

 ピンクトルマリンが届いたので、早速装備しています。
 なんでも、トルマリンの中でも、ピンクトルマリンが一番力が強いとされているらしいです。ただし、トルマリンってへきかい性があるので、まったく傷のないトルマリンは珍しいらしいですが……。

 私のピンクトルマリンは、十字に傷が付いていました。でも、傷があるとキラキラして綺麗なんですよね……。クラック水晶みたいな感じでしょうか?
 まあ、せっかくうちに来てくれたので、大事にしようと思います。

 さて、チンコケースペンダントですが、なんとかチンコケースを脱出するべく、今付けたい石を2個、脇に付けてみました。
 ごちゃごちゃっとして見えても、天珠のおかげでオリエンタルチックに見えるのがミソ。
 ちなみに、付けたのはスターローズクォーツとモルダバイトです。

 スターローズクォーツですが、普通に照明を当てたくらいではスターが見えません。裏側から透かして見ると、うっすらとスターの六条線が見えます。
 私の経験上、透明がかったローズクォーツのほとんどは、実はスターが見えます。ただ、はっきりとは見えないだけです。
 表側からライトを当てても見えないので、裏側から透かせば、ほとんどのローズクォーツはスターが見えると思います。
 コツは、光の溜まっている部分をよく見てみること。ぼんやりと六条のラインが見えるかと思います。

 これを知っていると、ちょっと「儲けた!」というお得な気持ちになります。……ただし、はっきりスターの出る石はそれなりにお値段しますので、注意です。

 モルダバイトは、最初「あなたの名前なんだっけ?ラリマーじゃなくて、モスコバイトじゃなくて……」と話しかけたら、「モルダバイト」と脳裏に浮かんできました。
 最近、こうして石自身に名前教えて貰うことが多いです。私も、記憶している名前がごっちゃになっているんですよね……。それで、石に「違うよ」と言われることもあり。

 モルダバイトといえば、偽物天国な石ですが、見分けるには2つのポイントがあります。
 一つ目は、「表面の気泡が均一ではなく、細長く伸びていること」。そして、「石の中に蜂蜜をかき混ぜたような模様が見られること」です。

 とにかく高い!というイメージのモルダバイトですが、小さな原石状のチップをワイヤーで巻いたペンダントなどなら、普通に本物の可能性があります。
 そして、安いです。私のモルダバイトもそういうタイプなのですが、小さなチップ状のモルダバイトなら、今でも結構採れるそうですね。

 しかし、ピンクトルマリンとローズクォーツって……私、どんだけ恋愛運上げたいんだよ!って感じですか。
 まあ、恋愛運、欲しいです。おじさんとか、浮気性の男とかじゃなくて、ちゃんとした人とちゃんとした恋愛がしたいです。西原理恵子も言っていましたが、「ちゃんと恋愛して、ちゃんと付き合わないと経験値溜まらないよ?」とのこと。ちなみに、これはゲイの人向けの恋愛相談の答えですが、「君たちゲイはすくヤっちゃうじゃん」だそうで。

 でも、引きこもりで、職場はおじさんばかり、その他で会うのはスーパーのレジのおばちゃん……という状況で、どう、同年代の男性と出会えというのか。皆、どうやって恋愛してるんですか?マジで。
 やっぱ合コンとか行くんでしょうかねー……でも、私、ああいう場所って苦手なんですよね……。何回か行ったことはあるのですが、やっぱりチャラ男に見えて、次に繋がらないというか。

 同じ精神障害者の人っていうのも、どうだかなーと思います。そりゃ、一旦恋愛対象になったら、同じ病気でもおじさんでも構わないと思いますよ?
 でも、精神障害持ってる人って、今のところ若い子は遊び人ばかりなんですけど。たまに違う若い子が話しかけてきても、なんか何が言いたいのかよくわからない感じだったりで……。そりゃあ、障害のある人のための職場なので仕方ないとは思いますけど、「この人と付き合ったとして、果たして未来はあるんだろうか?」っていう計算の方が先立ってしまうのです。
 
 まあ、もう若くない女性だと、そういう計算を働かせて男性と付き合う人って結構いると思うんですけどね。
 でも、好条件の男性は、若い子に持って行かれてしまうという……。「メンヘラ女はすぐヤれる」とも言いますが、メンヘル男もすぐヤれます。ただ、メンヘラ女もメンヘラ男も、すごい寂しがり屋が多いので、連絡つかなくなると、すぐ腕切ったり「なんで連絡くれないの?なんでなんでなんで?」といったメールが五〇通くらい来たりします。
 そして、その後、「やっぱり○○くんと付き合うことにしたから」というメールが翌日に来たりします。おっそろしいですね~。
 
 私が通っていたデイケアでは、若い女の子が次々におじさんたちを食い散らかして、挙げ句の果てに「デイケアに居場所がない」と相談してきたりしました。
 そりゃあそうでしょうよ。居場所をなくしたのは、あなた自身だよ?と第三者の私は思ったのですが、あの子はどうなったんでしょうかねえ。まだ、新しい男性を食い物にしてるんでしょうか。

 私の理想は、25歳商社マンの速水もこみち似の男性です。すっごい謙虚でしょ?(ゲス顔
 てか、それぐらい理想を高く持っていないと、うっかり駄目男と付き合っちゃいそうで怖いんです。元彼とも理想のハードルをすっごい下げたら、二週間で別れる結末になってしまいましたしね。
 でも、あれ以上付き合ってなくて良かったです。暴力癖ある人だったみたいですし……。精神的には散々殴られましたが、実際に会って殴られたりしなくて良かった。これ以上男性にトラウマ残したくないです。

 ということで、今のところの恋愛の目標は、「ちゃんとした人とちゃんとしたお付き合いをしたい」ですね。
 もう、「ときめも男」みたいなのは結構。私も彼だけを見るので、彼にも私だけを見て欲しいです。
 そして、ちゃんとした人であってほしい。お金持ちとかじゃなくてはいいですけど、ちゃんと常識があったり、尊敬できるところがある人がいいです。
 常識ない人と付き合うと、色々と面倒なのは元彼でわかりましたし……。それに、私は、お相手は尊敬できる人であってほしい。

 わがままですかね?でも、人として最低限の好みだとは思うんですけどねえ。
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メローネのお仕事

 昨日、起こったことをメローネに報告しました。

 すると、メローネは銃を磨くのを一旦止め、「俺は、もう仕事を辞めた方がいいのか?」とこちらに視線だけを向けながら言います。
「んー、別に、メローネが仕事を辞めても、アルテミスがあるし、この館を維持していくだけの徳はあるからいいけど?」と言うと、「金……徳の問題じゃない。そういういざこざがあると、この先面倒だろ?」と言われます。

 私は首を振って、「別にいいけど?真理矢もいるし、この館のガイドは強いのが多いから、逆恨みするような輩は問題ないでしょ」と言います。
「だが……」とメローネが言いつのろうとするので、「だから、館の維持は関係無しに、メローネが仕事したいかしたくないかで決めて良いよ。現実の夫だったら、仕事辞めるってなったらそりゃ一大事だけど、スピリット界は別に大丈夫でしょ」と私は言います。

「……俺は、女に金を出させたくない。ただでさえ現実ではお前に金を出させてるんだ。こっち側くらいは男の意地を張らせてくれ」とメローネはようやく本音を吐きます。
「うん。そっか。じゃあ、別に仕事続けても良いよ。館は平気だから。神様の加護もあるしね」と、私は楽観的に言います。

「ただ……あんまり危険な仕事は受けてほしくないのも事実だけど」とためらいがちに言うと、「何だ?心配してるのか?」と口元で笑われます。
「心配するよ!危険な仕事だもん」というと、「……まあ、あまり危険な場合は、チームを組んで戦うから大丈夫だ」と言われます。
「……それって、前話してた、遊び人の人とか?」と言うと、「まあ、友人というか……相棒たちだな。軍隊からの縁で、あいつらも同じ仕事をしている。だが」と、言葉を切って、「あいつらが訪ねてきても絶対この館内には入れるな。絶対に入れるな」とゴゴゴ……と擬音が鳴りそうなほど、威圧感を放ちながらメローネが言います。

「あいつらって……訪ねられても私が名前知らないんじゃわからないし、私、人の顔と名前一致させるの苦手だしねえ……」
 と、私は苦笑しました。
「ともかく、館に知らん人間を入れるなよ」というと、メローネは磨きかけの銃を置いて、ぽんぽんと自分の膝を叩いてみせます。
 あ、これは。

「えへへ、お邪魔します」と、私はごろんとメローネの膝に頭を乗せます。
「相変わらず固い枕だこと」と言うと、「文句を言うな」と唇をきゅっと指で挟まれます。
 指が離れていくのを目で追って、私はその指を掴んで、ゆっくりと唇に戻します。
 そして、かぷっと甘噛みすると、舐めたり噛んだりを繰り返します。

「……もういい」と言って、メローネは私の唾液まみれの指を、口から引き抜きました。
「うふ。こういうのもちょっといいでしょ?」と言うと、「じゃあ、これは間接キスになるのか?」と言って、その指にキスをします。
「うん……なんかこう、メローネっていちいち仕草がエロいよね」と言うと、「そう見えるのはお前だけだろ。それに、お前も大概だぞ?」と返してきます。

「じゃあ、二人してエロいんだね!」と言うと、「……喜ぶところなのか?それは」とじとっと見つめられます。
「あ、でも、メローネの相棒の一人は、すっごい女たらしなんだっけ。一度会ってみた……」「やめろ。見るだけで妊娠するぞ。あいつは種馬だからな」と散々なことを言います。

「他に、個性的な仲間っていないの?」と聞くと、「ああ……オタクがいる」「オタク?軍隊出身なのに?」「いわゆる動けるデブというやつだ。『デュフフ、セーラームーンの新版もいいけど、やっぱり旧版の亜美ちゃんが一番かわいいよ~』とか言っている」とか。うわ、お前らじゃん。私もオタクだけど。フヒヒwwwすいません!

「……なんか、楽しそうな職場で良かったね」というと、「まあ、チームを組むのはたまに、だがな。下手すると半年ぐらい会わない時もある。そういう仕事だな」と、私の額に手を当てて言います。

 ……そういえば、メローネの口から仕事の話、されるの初めてかも。ふーん、そういう職場環境で働いてるんだなあと。

 ちなみに、リアルの私はここ半月ほど休職しています。特に何があったわけでもなく、ただ単に陰性症状が出てるだけです。私の病気は、陰性症状が出ると、鬱っぽくなるのです。でも、スピリット界には降りられてるし、まだ平気ですかね。
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天珠はお好きな模様を。

 革紐とガネーシュヒマール水晶のペンダントをちょっと改造。
 ペンダントトップに、ビーズになっている天珠を2個、水晶を挟むようにして配置してみました。

 ……どう見てもチンコケースです。どうもありがとうございました。
 でも、人間、チンコマンコに似ているものには親近感を覚えるといいますし(尖った物が男性器、丸い物は女性器という感じらしいですよ。パワーストーンでは、その名の通り『シヴァリンガム(シヴァの男性器)』というものもあります)。

 でも、面と向かって「それ、チンコケースに似てるよね」って言う人もいないと思うので、これでいいです。

 さて、天珠ですが、私は宝瓶天珠を付けています。小さいのですが。
 天珠っていうと、とにかく種類が膨大で手が出せない、という人もいるかと思いますが、その場合、「九眼天珠」を買っておくと良いでしょう。九眼天珠は、天珠の中でも最もパワーが強いと言われています。

 そうそう、天珠とはそもそも何か、というと、チベットに古くから伝わる信仰で、これを身につける者は幸福が訪れると言われています。
 元はカーネリアンでできているのですが、カーネリアンに特殊な薬液で模様を描き、それを焼き付けることでできているビーズであり、「ジービーズ」とも言われます。
 形は、細長いものと短いものがあります。私は短いタイプしか持っていませんが、細長いものの方が古代の天珠を忠実に再現しているそうです。

 天珠は、その模様によって効力が違うと言われます。
 女性の場合、蓮花天珠なんかがファッション的にも合いやすいでしょう。これは、女性の悩みや恋に関する悩みに効くと言われます。
 私の持っている宝瓶天珠は、幸福と財産が涌き出るように、というお得な天珠です。実際の効力はというと……微妙なところですけどね。

 さて、天珠の世界では、「とにかく古く、焼き付けがしっかりしている物」が高額になります。
 そういう物は、チベットの人々の家庭の中で大切にされており、親から子へ、子から孫へと代々伝えられている、家宝と言うべきものです。
 しかし、最近のチベットの情勢で、それを手放さなければならなくなった人々もおり、挙げ句には中国人の貧しい人を金で雇い、半年から一年ほど天珠を身につけさせて、わざと古びた感じを出している悪徳業者もいます。
 チベットの中では、古い天珠を「老天珠」と言い、特に貴重なものとされているのです。
 なので、その「老天珠」に近い色合いを出すのが昨今の業者のやり口だそうで……。

 ちなみに、中国は儒教の国でもありますので、「老」が付くのは縁起が良い、とされています。
 儒教は、長く生きている人ほど大切にされるそうですから。
 で、「老公」というと、意味はおじいちゃん?って感じがしますが、これは「ダーリン」くらいの使い方をするそうです。

 私としては、あまり老天珠に食指は動きません。石自体に罪はありませんが、なんか、チベットの人の「手放したくなかったのに……」とかいう念が入ってたら可哀想じゃないですか。
 逆に、私は新しい天珠でも、模様が現代風にアレンジされていても、可愛ければそれでいいと思います。
 私の宝瓶天珠は、比較的新しく追加された絵柄で、瓶の部分がハートっぽくなっていて可愛いです。

 他に、人気の天珠といえば、観音天珠とか白蛇天珠とかが最近人気っぽいです。
 観音天珠は、その名の通り観音様のお姿が描かれているものです。多分、縁起物として人気?とか思いますが。
 白蛇天珠は、幸運の象徴である白蛇の姿を描いた天珠です。
 どちらも、現代風にアレンジしてあって、女性でも身につけられるので、人気があるようです。

 でもまあ、どれを手にするか悩んだら、はっきり言って模様で決めてしまうのが一番良いですよ。
 パワーストーンもそうですが、効力はあったら儲けもの、くらいのものです。お守りとして持つ場合でも、ファッションとして、そしてちょっとは何かあったらいいなあ?ぐらいでも、模様で決めてしまってください。
 自分の気に入った模様のものを身につけることほど、自分自身のパワーが強まることはありません。
 お気に入りの服、お気に入りのバッグ、お気に入りの靴。皆、それぞれパワーを持っています。いや、パワーを持っていないものなどないのです。

 お気に入りの模様が描かれた天珠を持てば、それはあなたにとって最強のお守りと言えるでしょう。少なくとも、カーネリアンの効力はあるはずです。
 カーネリアンっていうと、「元祖・修造石」であり、「うおお!もっと!熱くなれよおおおお!」という石ですが、天珠と組み合わせると、それが更にヒートしていたり、逆に「うんうん、怖いのはわかるけどできるよ。やってごらん」と優しい修造になっていたりします。
 ちなみに、私がこの天珠を付けると、いつもは「仕事だるい……」と思っているのを、「うおお!もっと仕事を持ってこい!じゃんじゃんバリバリ働くぜえええ!」となる気がします。でも、仕事以外の時は大人しいです。なんでだろう?

 ちなみに、金運が付いたかと言われると、「むしろ使ってる気がする」って感じですし、幸せになったかというと、「確かにスピリット界では幸せだけど現実は……」といった感じです。
 縁起物ってそんなもんですよね。それとも、現代風の天珠だからだろうか?
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襲来!

 朝早く目覚めてしまったのですが、昨日のことでも。

 お茶をしている最中、「そうそう、今日、うざいやつらが襲撃してきたわよ」とか。
 ……なんですと?

「門番が暴れてたから、行ってみたの。そしたら、妖怪がいたわけ。多分、メローネの始末し残しかな?」というので、「ああ、メローネは一応、殺さないやつは殺さないって聞いてるね」というと、「そうなの?じゃあ、『お礼参り』ってやつなのかな?一応能力付きの妖怪だったんだけど、一匹酷い目に遭わせたら逃げていったわ」と、サーシャは私の対面に座って、「私も飲もうかしら」といって紅茶を注ぎます。

「酷い目って……なにしたの?」と聞くと、「爪でガッシュガッシュって……」「あ、もうわかりました」と、止めます。
「能力付きだろうが、私のスピードには敵わないわ。懐に潜り込んじゃえばこっちのものよ」と、サーシャが言います。
 ……私の館のやつら、スピードタイプ多くない?いや、女教皇とかは遠くから爆撃するタイプだと思うけど。

「……そいつら、また来るんじゃないかね」と私が言うと同時に、門番が鐘の音のような声で鳴いています。
「……来たわね」と、そこにいる私・真理矢・サーシャが視線を合わせます

 そして、わざと玄関から門に向かいました。

「姉様、リーボールをしていた方がいいですよ」と言われ、「あ、忘れてた」と、リーボールを張ります。やっぱりどどめ色。でも、スモーキーガラスと思って我慢我慢!

「門番、待って!」と言うと、騒いでいた門番は大人しくなります。
 男たちは10人ほどでしょうか。ずらりといます。多分、サーシャが撃退したことによって、増えた?
「うちの館に何の用でしょうか?」と私が真理矢の後ろ(真理矢が前に行かせてくれんとです……)から言うと、「ここは銀髪男の館だろう?こんなでかい家に住みやがって、俺らには立ち退けだあ……?絶対許さねえ!」と言うので、周りの男たちも「そうだそうだ」とざわめきます。

「あー、そちらの言い分もわかりますけどね。一応、その銀髪男も雇われの身なんですよ。文句はその上に打診してくれないと、どうにもならないんですよねえ」と、一応平和的解決を試みますが、「黙れ!女のくせに!女が何人来ようが同じだ!」と一人が叫びます。あー、これ、あかんやつや。

「今日は先生を連れてるんだからな!先生!」と言って出てきたのは、痩せた男。しかし、その瞳はギラギラしています。
「姉様、館の敷地内にいてください。結界が発動しているはずです」と真理矢が言いますが、なんとも釈然としないながら、私は計を巡らしていました。
 そして、「うん」と素直に頷いて、結界の中へと身を寄せます。

「女が2人になったか……おい、金髪の方の女は殺すなよ?後で楽しみがなくなる」と、下品な笑い声をあげる、襲撃者たち。「おれは銀髪の方でもいいけどな」「おいおい、お前ロリコンかよ!」と、聞きたくもない会話をしています。

 真理矢の目に、怒りの感情がありました。そして、私が作ってあげた「日本号」を模した槍を背中から取り出します。
「その下品な口、ふさいでやる!」と、真理矢が槍を持って突進しました。
 と、同時に、私が安全圏から弓を引き絞り、撃ちます。

 サーシャはというと、何故か動きません。しかし、その体が足の方から無数のコウモリになって「先生」と言われた襲撃者にまとわりつきます。

「!?ええい、鬱陶しい!」と、その「先生」は雷撃を使ってコウモリを撃破しようとしますが、いかんせん数が多い。しかも、コウモリたちは血を吸ってもいるようです。
 ついに、「先生」が雷撃を自分の体の周りに落とします。
 コウモリがいなくなったので「サーシャ!?」と私は心配しましたが、「はあ、はあ……これで後は2人……」とその「先生」が言ったところ、「いいえ。まだ3人よ」と声がして、その「先生」の影の中からサーシャが現れました。

「吸血鬼に夜、挑もうなんて、命を粗末にしてるようなものだわ。まあ、私は昼でも負けないけどね」
 そう言いながら、どこか蠱惑的にサーシャは影から這い出ます。

「今だ!」と私は思って、わざと弓を放ってダッシュで屋敷とは別の方向に逃げ込みます。
「女が逃げるぞ!追え!」と言って、5人ほどがこっちに向かってきました。
 何か追撃しているようですが、リーボールのおかげで雨が傘にぱらぱらと当たる感じしかしません。

 しかし、能力を使っていない女の足ですから、すぐに捕まります。
「はあ、はあ……捕まえた。なんだ、こっちもよく見るとなかなか悪くねーぜ?」と一人が笑うと、「いつも守られてるお嬢様なんて一撃だ。じゃあ、殺す前に楽しむか……」とこっちに手を伸ばしてきて……そのまま、一人が固まります。

 それもそのはず。押さえつけていた男の腕が、凍り付いているのです。
「その名もパーフェクトフリーズ!なんてね」と私がちろりと舌を出すと、周りの男たち全員が氷に覆われます。
「ふう……妖精大戦争のパーフェクトフリーズってところかな。真理矢が追いかけてこなくてよかった。全方向だから巻き込んじゃうし。後は……」
 と、厩舎の方に行くと、「仕事だよ」と言ってナイトメアたちを解き放ちました。

 翼を出して飛ぶと、戦場は既に男たちは真理矢に倒されており、真理矢とサーシャが「先生」の始末をしようとしていました。
 そこに、ナイトメアが二頭現れたものですから、「先生」含むまだ意識のある男たちが「ひい!」と声を上げます。
 すると、マーダーもレッドラムも、黙って男たちを見つめます。
 その瞬間、がくんと男たちの首が落ちて、眠っているようです。「先生」も、がくりと脱力します。

 ちょっと男たちの脳内を見てみると、本物より怪物化した真理矢とサーシャが追いかけてきており、赤い瞳が闇の中にぎらぎらと輝きます。
 逃げても逃げても追いかけてくるその執念に恐怖しつつ、体を徐々に切り刻まれるその恐怖に怯えています。

「なるほど……ナイトメアってそういえば『夢魔』だっけ。私は、ナイトメアの巨大な体躯でひるませようかと思ったんだけど」と私が言うと、「それより、男たちを病院に引き取って貰わなければ」と真理矢が電話をしに屋敷に戻りました。
「かみな、あんた途中逃げて何してたの?」と聞くので、「秘密」と言っておきました。「あんまり危ない真似しないでよね」と、見かけ10代前半のサーシャに叱られます。

「そういえば、氷漬けにしちゃって大丈夫かな?……まあ妖怪だから死んではいないだろうけど」と私は思いました。
 ナイトメアたちは、自分たちがとどめを刺したのを喜んで、上機嫌のようです。私は、そんなナイトメアの手綱を引いて、厩舎へと向かいました。「もう、メローネ本人がいないじゃないの」と少し立腹しながら……。
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リオンさんの彼女にプレゼント

 今日の夕方、リオンさんのところに行ってきました。

 並べてある骨董品は、以前のようにきちんと磨かれています。どうやら、友達以上恋人未満の彼女とは上手くいっている様子。
 今日も、真理矢とセルフィを連れています。メローネだと、また嫉妬してケンカになりそうなので……。

「ああ、かみなさん」と、リオンさんは普通に手を上げて答えます。
「リオンさん、彼女との文通は?」と聞いてみると、「いや……それがね……」と、にやついて、そして、私の視線に気づくと、顔を引き締めてみせます。

「そうだ。女性の立場からお聞きしたいのですが、文末に『愛を込めて』とか『愛しいあなたに』と付けるのは、社交辞令の一種なのですか?」とリオンさんから爆弾発言が。
「いいえ!それ、絶対脈ありですよ!」と私が興奮気味に言うと、「『愛をこめて』ならまだしも、『愛しいあなたに』は普通、つけないわねえ」とセルフィが言います。

「脈あり……そうなんですかね……えへへ」と、リオンさんも嬉しそうです。
「そうだ。食事に誘っているのなら、今度はプレゼントをあげたらいかがです?たとえば、彼女が会話の端々に『ピンクが好きなの』と言っていたら、ピンクのものをあげるとか……」と提案してみると、「そうですね。……実は、少し考えているものがあるんですが……」と、ごそごそと店の奥から何かを持ってきます。

「これなんですけどね。どうでしょう?あげたら喜びますかね?」と捧げ出されたのは、超リアルなカエルの置物。私は、思わずそれを無言でパーンと払いのけてしまいます。
「ああ!もったいない!」と、リオンさんはそれを地面に落ちる前にキャッチしてみせます。
「なんでカエルなんですか!しかも、ファンシーなやつじゃなくて、モロにカエルじゃないですか!」と言うと、「いや……彼女、緑が好きだって言っていましたし、これ、結構良い焼き物なんですよ?」と反論してくるので、「はっきり『カエルが好き』って言ってる女性以外にそんなのあげないでください!嫌がらせかと思いますよ!?」と私は少々熱くなります。

「……まあ、カエルをあげたとしても、彼女、喜びはしないだろうけど、あなたらしいとは思うんじゃないかしら」とセルフィが私とリオンさんの間に立って、どうどう、といさめます。
「でもまあ、プレゼントのセンスがないのはわかったわ。女性にプレゼントするなら、そうね……やっぱりアクセサリーが定番なんじゃないかしら?」とセルフィがきょろきょろと店内を見渡すので、「……そうですね。アクセサリーなら大抵は喜んでもらえるのでは?」と言ってみます。

「アクセサリーには自信がありますよ。ほら、このサンショウウオを象ったアクセサリーなんかは……」と言いかけたところで、私はまたパーンと払いのけます。
「なんで両生類なんですか!せめて鳥とか植物モチーフじゃだめなんですか!?」と言うと、「こ、これ、珍しいので喜んでもらえるんじゃないかと……骨董価値も結構あるんですよ?」と言うので、「女性にはわかりやすいものじゃなければ駄目です!せめてブランド物とか……」「これも一応、ブランド物……」「なんとか作、というのはブランドとは言いません!」とぎゃあぎゃあ言ってみせます。

「じゃあこの、18金の豚のネックレスとか……」「それも駄目です!どうやってファッションに合わせろっていうんですかそれ!彼女、一応モデルなんでしょ?」「いや、これは中国では非常に縁起物で、豚は多産であることから、お金が沢山貯まるようにというお守りで、18金ですから売っても資産価値がありますし……」「縁起物でも資産価値あっても駄目です!彼女に売れっていうんですか!?」とかまたぎゃあぎゃあ言い合います。私の後ろで控えている真理矢が、「リオンさん、全然女心がわかってないんですね……」とため息をつきました。

 そこに、セルフィが「こんなのは良いんじゃないかしら?」とコトンと何かを置きます。
 見ると、様々な色をした宝石が流行のエタニティリングのように留められている指輪です。
「へえ、骨董屋でもこういうの扱うんですね?」と言うと、「元々、質屋なんかで買い取られるのは地金とダイヤモンドくらいですからね。石は、余ってしまうことが多いんですよ。そこで僕のようなところがそれを買い取って、シルバー細工で仕立て直した物ですが……」とリオンさんが言います。

「いいじゃないですかいいじゃないですか!こういうのが王道なんですよ」と言うと、「はあ……しかし、シルバー台ですし、そんなに高いものでもないのですが」というので、「だから、女性のプレゼントなんてものは、資産価値じゃないんですよ。確かに、一部の女性が男性に高額な物を買ってもらって、それを質屋に売る、なんてこともしていますが、彼女、そういう女性じゃないみたいですし。ちなみに、リングのサイズは……って、覚えてるわけないですよね?」というと、「9号です」「え?」「9号だって言っていました」とさらりと答えられます。

「あなた、相当な朴念仁なのに、指輪のサイズなんてよく覚えてましたね?」と言うと、「最近、太っちゃった、という話題から、リングサイズを聞いたことあるんですよ」とか。
「じゃあ、11号の私の指に、ギリギリ入るぐらいなら9号ですね。はめてみます」と言って、リングを人差し指に通すと……ギリギリ入る!9号確定です。

「良かったじゃないですか。これを、今度食事した時にプレゼントしてみたら良いんですよ。言い訳はそうですね……『新しく仕立てたリングを試してみてほしい』っていうのはどうですか?」と言うと、「あら、それいいわね。女の子は、好きな人にふと言ったことを覚えてて貰うのが嬉しいのよ。『君が9号だって言ってたから9号にしたんだけど』って付け加えると、プレゼントっぽくていいじゃないかしら」とセルフィが口を出します。

「しかし……太った所で9号か……。やっぱモデルって細いのね」と私が言うと、「まあ、骨太だったらもっとサイズも大きくなるし、良いんじゃないかしら。なにもモデルを真似て痩せる必要なんてないの」とセルフィが言ってきました。
 女性なら、9号から11号くらいがメジャーなんでしょうかね?
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